『グレムリン』(1984)

チャイナタウンの骨董屋で、発明家ペルツァーは息子ビリーへクリスマス・プレゼントとして不思議な動物モグワイを手に入れる。水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つを必ず守るように言われたのだが、ある時、この約束が破られてしまう。可愛いモグワイが凶悪な怪物グレムリンへと変身し、平和な田舎町は悪夢のクリスマスを迎えることになる・・・

この映画でもフィービー・ケイツは可愛かったです。いかにも日本人に受けそうな容姿ですね。たしか、『初体験/リッジモント・ハイ 』(1982)の公開時に主役級のジェニファー・ジェイソン・リーよりも、日本ではフィービー・ケイツの方を主役のように扱って紹介していた、というエピソードを何かの本で読んだ記憶があります。

この映画でロビーが出演するのはほんの一瞬だが、『タイムマシン』と同じ画面に映っているのは面白い。どうしてそのような場面が出来上がったのかというと、ある新発明の見本市に発明家ペルツァーが訪る。当然そこには色々な発明品が画面に映ることになるのだが、要するにロビーもタイムマシンも誰かが持ってきた発明品というわけだったのです。

どういう発明品なのかの説明は全くないが、ロビーは手を引かれてペルツァーの前を通り過ぎるだけで、タイムマシンに至っては、ペルツァーの後ろで白煙を上げて燃えているという失敗作扱いなのには笑える。グレムリンの襲撃で大変な事になっている自宅と、電話先で呑気にしゃべるロビーの対比が面白かった。

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