『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』(2003)

ジョー・ダンテ監督作品。バッグス・バニーやダフィ・ダックなど、ワーナーの人気キャラクターたちが多数出演する、実写とアニメが合成されたコメディ映画。実写の方の主演は、『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』のブレンダン・フレイザー。

オタク監督ジョー・ダンテの面目躍如、と言っていいのかどうか分かりませんけど、とにかく色々な映画のパロディ満載でとっても楽しい作品です。ロジャー・コーマン監督が映画監督の役で出演していたのにはびっくり。

この映画を見て思った事は、ジョー・ダンテ監督って本当にB級SF映画が好きなんだなぁ、という事。

主人公たちがラスベガスの近くにある秘密基地「エリア52」に進入するのですが、この「エリア52」の案内役のような役どころでロビー君が登場します。いきなり『禁断の惑星』と同じセリフでをしゃべっています。

I am monitored to respond to the name Robbie

というやつです。他の映画では見られなほど長いシーンに登場しているのがとっても嬉しい。

「エリア52」には過去に捕らえられたと思われるエイリアンがいるのですが、これがレトロSFファンにはたまらない豪華な?顔ぶれ。

『宇宙水爆戦』のメタルーナ・ミュータント、『ロボット・モンスター』の潜水服の怪物、『人類SOS』の食肉植物などが拘束を解かれて大暴れするシーンが見られます。CGで描かれているのが結構新鮮!

レトロSFが好きな人には堪らない映画ですが、興行成績はあまり良くなかったそうです。『惑星Xから来た男』のエイリアンまで登場するとは、ちょっとマニアック過ぎたのかも・・・こんなの登場させてもほとんどの人は分からないでしょう。

ちなみにこの映画、決してB級SFのパロディ映画というわけではありません。「エリア52」のシーンは映画の一部であって、私のサイトの性質上このシーンを中心に取り上げたに過ぎませんので誤解の無いように。SFファンというよりも映画ファンにお勧めの作品です。小道具から効果音までパロディ満載なので、見るたびに新しい発見があるかもしれません。

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