『禁断の惑星』(1956)に登場したライオン型の怪物。 透明な怪物でほとんど姿を現す事がなく、光線中で撃たれた時に輪郭のみを確認する事が出来る怪物で、良く見ないとライオンのような形をしているという事が分からない。 この怪物の何が怖かったのかと言うと、造形ではなくその存在感。不気味な電子音楽をバックに「次第に迫り来る恐怖」として描かれているもので、映画全体を通しての存在感そのものがトラウマになるほど怖ろしかった。
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