ウォー・マシーン

『宇宙戦争』(1953)に登場した火星人の円盤。
こういうのに弱いのです・・・目玉とか。ノーチラス号も不気味だったが、ウォー・マシーンはその比ではない。
これは完全にトラウマになってますね。子供の頃、格好いいと思うと同時に怖さという部分でも相当なインパクトでした。
隕石の上部がネジのように回転し始める。そして、隕石の蓋が地面に落ちると、開いた穴から生物の触覚のようなものが現れる(ドライアイスの特殊効果付きだ)。近づいた三人をなめ回すように見察すると、いきなり破壊光線を発射。三人は一瞬にして灰になってしまう。

この場面での触覚の動きが効果音も手伝ってかなり怖い。点滅する先端部分は生物の目玉のように見えるし・・・

金属音とともに天井部分から現れる宇宙船の触覚とその先端についた点滅する目ん玉。見張りの三人を発見し、じ?っと触覚が見察する場面などは、まるでウォー・マシーンが意識を持った生物のように見える。巨大なマンタの頭部から蛇が現れたという感じでものすごい威圧感だ(やはり効果音が怖い)。

子供の頃に見て本当に怖かったが、今見てもその恐ろしさは変わらない。
宇宙船が編隊を組ん全てを焼き尽くしながらでゆっくり、ゆっくりと辺りを見察しているかのように低空飛行する場面は深海を泳ぐ巨大生物を見ているようだ。
ウォー・マシーンが登場する場面は、今でも全てのSF映画で最も好きなシーンの一つです。

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