チベットのトカゲ女

『悪魔の植物人間』(1973)でマッド・サイエンティストに改造されてしまった『トカゲ女』。

悪い意味で最も印象に残っている作品・・・これはヤバイ。

ある女学生がマッド・サイエンティストにさらわれて実験材料にされてしまう。それに気が付いた男友達は女学生を捜し出そうと見せ物小屋に進入する。シーツに包まれている女学生を発見し、そのシーツをとってみると、そこには醜悪な姿に変わり果てた女学生の姿があった。

このシーンを見た時、その姿のあまりの醜さに思わず後ずさりしてしまいました。いや、違う・・・座ってテレビ見てたから後ずさりではなく、後ろにのけぞって心臓がドキッ。これって、もしかしたら映画史上最も醜悪な姿かもしれない。

これは







・・・この映画を知っている人は少ないと思います。オープニングの本来は神秘的で美しいその映像が、映画の内容を知ってから見るとかなり不気味な印象を与えるのが不思議。学生を実験台にして植物と人間を合体させてしまう科学者の狂気を描いているのですが、改造に失敗し醜悪な姿になってしまった人間を見せ物小屋に売ってしまったりとかなり悪趣味な映画でした。

その見せ物小屋には本物のフリークス芸人が役者として登場していて、目玉が飛び出す黒人さんとか、全身鮫肌の女性、髭の生えた女などが団結して、最後にマッド・サイエンティストに立ち向かって行くというストーリーだったが、現在は放送禁止かな、これ。昔は平日に普通にテレビで放送されていました。個人的には全くお勧め出来ない映画で、これから先、もう二度と見ることは無いと思います。

結局、友人の男性もマッド・サイエンティストに改造されてしまい、その姿もかなり醜悪なものとなってしまいました。自分はホラー映画はあまり好きではないので、ほとんど見ないのですが・・・これくらいの造形は普通なのでしょうか?

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