スーパーマン

誰でも知っているアメコミのヒーロー、スーパーマンはもはや説明不要。モノクロの時代からTVアニメ、実写版とも作られていた作品だが、1978年に制作された『スーパーマン』ではクリストファー・リーヴが主人公を演じている。巨額の費用を投じて作られた娯楽大作で、スペクタクルなシーンが満載。誰もが楽しめる作品となっている。ジョン・ウィリアムスの音楽も素晴らしく、作品を盛り上げている。

その後、シリーズ化されるものの第一作目を超えられず、次第にジリ貧状態に陥り人気も低迷する。スピンオフ作品として『スーパーガール』(1984)も制作された。スーパーマンの妹を演じているのは、ヘレン・スレイターで、彼女のダンスのように宙を舞う飛行シーンがとても美しかったのが印象に残っている。

クリストファー・リーヴは1995年に落馬事故で全身麻痺になってしまう。その後、会話が出来るまで回復し、車椅子での生活を余儀なくされているが、映画監督などの仕事もこなし、脊髄治療の研究資金を募る運動をしている。1999年にヒッチコックの名作『裏窓』のリメイクに車椅子姿で出演していたのが印象的でした。

1978年版でクリストファー・リーヴが作り出したスーパーマンのイメージは完璧! 他の作品でクリストファー・リーヴを見てもスーパーマンが彼を演じているように見えてしまうほどだ。実在しているのがスーパーマンの方だという錯覚に陥ってしまうのだ・・・って俺だけか?


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