ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)

『バーバレラ』(1967)は、ジャン・クロード・フォレスト原作のコミックをロジェ・ヴァディム監督で映画化。主役のバーバレラは当時の妻ジェーン・フォンダ。
原作のコミックは知らないのだが、この映画は、バーバレラのセックスアピール丸出しの作品。ほとんど着せ替え人形にされて遊ばれてるって感じ・・・

オープニングのストリップ・ショーのような着替えシーン(危ないところには画面クレジットの文字が集まってきて隠す)に始まり、中でも、片目の女が監禁して拷問するシーンはちょっとやりすぎと思えるほど。顔しか見えないんだけど、かなり色っぽい。

それにしても、自分の奥さんにこんな格好させて映画作ったロジェ・ヴァディムって・・・ネットに自分の奥さんのヌードを投稿するような輩と一緒のような気もするが。何かの本で『スケベ監督』って書いてあるの見た事あるけど、この監督さんの他の映画は一本も見ていないので良くわかりません。興味ねーし。

この映画に出てくる博士の名前が「デュラン・デュラン」。一世を風靡したロックバンドがここから名前をとったのは有名な話。

リアルタイムで見ていない人のジェーン・フォンダに対するイメージってどうなのでしょうか? いい年してレオタードとか着ちゃって、エアロビクスの教材ビデオみたなのに出演してる、ってところでしょうか? 私の場合オリビア・ニュートン・ジョンとイメージがダブるんですけど・・・実際、昔は区別ができてなくて、同じ人だと思ってた。

でも、『バーバレラ』見たら、その可愛いこと。あー、これは当時は人気あったんだろうなって。でも、ジェーン・フォンダはこの映画大嫌いらしいです。自分の中では今でもジェーン・フォンダといえばエアロビのイメージがあるんですが・・・まあ、そんなことは関係ない。『バーバレラ』のインパクトが強すぎて、映画見た後ではそんな事は忘れてしまうんですね。ジェーン・フォンダというよりも、バーバレラが可愛い、という事かもしれない。

ちなみに、盲目の鳥人パイガーを演じているのは『シンドバッド黄金の航海』(1973)のジョン・フィリップ・ローです(写真右)。


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