ケイト・リード(Kate Reid)

ロバート・ワイズ監督の名作『アンドロメダ…』(1971)のルース・レビット博士役。『アンドロメダ…』は映画史に残る傑作SFサスペンスで、原作はマイケル・クライトン。

アメリカの中西部の小さな町に人工衛星が墜落。付着していた未知の病原菌が原因で、赤ん坊とアル中の男を除いて、生物は全滅。原因究明とその対策のために、科学者たちが研究所に集められる、というマイケル・クライトンお得意のパターン。

この映画は大傑作です。本当にあってもおかしくない話で、欠点などほとんど見あたらないと言ってもいい。欠点があるとすれば、あまりにもリアルすぎて映画全体が地味なところくらいか・・・その地味さもむしろサスペンス性を高めていると言えるでしょう。

ドキュメンタリータッチで話しが進んでいき、未知の病原体の正体が徐々に判明していく過程は本当にリアルで他の映画では絶対に味わえないものになっている。
こんな映画が作られたなんて奇跡だと思う。だって、こんな映画絶対にヒットしそうもないですから。

ケイト・リードについてですが、誰が見ても分かるように決して美人ではありません。どうしてこの人を取り上げたのかというと・・・

映画を見ていて、初めて本当の科学者に見えたという驚き(゚o゚;)

こんな映画、絶対他にはありません。SF映画を見ていて本当に科学者に見えたのはこの人が最初で最後。どーですか、本物に見えるでしょう!

おなじみ刑事コロンボから『ホリスター将軍のコレクション』(1971)に出演。

同じ年に作られたのにこっちの方がだいぶやせて見えるのは何故だろう?

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