ジュディ・バウカー(Judi Bowker)

ハリーハウゼンの最後の作品『タイタンの戦い』(1981)の王女アンドロメダ役。
ハリーハウゼン作品のヒロインって清楚なイメージで綺麗な女優さんが多いけど、個人的にはこの人が一番好きです。ジュディ・バウカーは1954年生まれで、この映画の当時は27歳。意外と年いってるけど、結構若く見えますね。20歳くらいかと思ってた。

最初に登場するのは王宮のベッドで寝ているシーンですが、ウットリするくらい綺麗でした。呪いにかかっていて、起きても目線が遠くを見たままで、お人形さんみたいです。目が覚めてからは、ペルセウス達と一緒に冒険に出て結構おてんばなところも見せてくれる。

この映画はギリシャ神話なので、ゼウスの妻のヘラやアフロディーテなど天上界の女神もたくさん出てくるんですが、あまり綺麗では無かったような・・・ジュディ・バウカーの美貌が余計に目立っていました。ちなみに彼女はバレリーナでもあったそうです。

いろいろな映画に出演しているのですが、日本で見ることが出来る映画では、聖フランチェスコの若き日を描いた『ブラザー・サン・シスター・ムーン』(1972)という作品があります。こっちの方が彼女の代表作といっていいかも。
裕福な呉服商人の息子として育ったフランチェスコが信仰に目覚めてから全てを捨てて、伝道生活に入っていくというお話ですが、そのフランチェスコの心の姉妹となる聖クララの役でした。共演者には名優アレック・ギネスの名前も。

でも映画としては『タイタンの戦い』の方が有名かもしれない。なにしろローレンス・オリヴィエやマギー・スミスなどの大物がたくさん出演している大作映画だから。『ブラザー・サン・シスター・ムーン』から10年近く経
って『タイタンの戦い』に出演したわけだが、ほとんど容姿が変わっていないのにはびっくり。

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