マーズ・アタック!(1996)

ティム・バートン監督作品の火星人による地球侵略コメディー映画。ハッブル宇宙望遠鏡が円盤の大編隊を確認。アメリカ大統領はじめ、世界中の人々が歓迎する中、ついに円盤が地上に降り立つ。しかし、平和の象徴である鳩が空に舞った直後、それを見た火星人がレーザー銃を乱射し、人類の大虐殺が始まる。

火星人の圧倒的な科学力の前に地球の軍隊は全く歯が立たない。ついに火星人は大統領がいる地下の作戦基地にまで侵入。ドアが破られ、光る球体が投げ込まれる。誰もが爆弾だと思い身を隠した時、破れたドアから火星人が現れ、おもむろに球体を拾い上げる。その球体をサッと一振りするとそれは火星人の赤ちゃん?のスノーグローブであった。

この映画に登場する火星人は悪党というよりも単なる悪ガキで、このスノーグローブも火星人の悪ふざけの一つ。それにしてもこの映画のキャストの豪華さにはビックリさせられる。50年代のSF映画にオマージュをささげたこの作品には、レイ・ハリーハウゼンの『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956)に登場した円盤がほとんどそのままの姿でコンピューター・グラフィックによって描かれている。

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