モービアス博士の言葉によると、ベララホン号の乗組員は20年前にこの惑星を離れ地球へ帰還しようとした時に何か得体の知れぬ惑星の力に襲われ、全員が犠牲になってしまったのだが、この惑星が気に入り、ここに住みたいと思ったモービアス博士と奥さんだけが無事だったのだと言う。

何故モービアス博士と奥さんだけが無事だったのか。この辺りの伏線の張りかたも巧みで、結末が読まれてしまうというリスクも上手くクリアーしていると思う。まぁ、大人になって初めてこの映画を見たという人はオチが読めてしまうでしょうが。

会話をする一同の前にモービアス博士の娘、アルタがミニスカート姿で登場。父親以外の男を見るのが初めてという、世間知らずで文字通りの箱入り娘。恋愛感情というものを理解できないという設定なのだが、男性の観客を意識した明らかなサービスショットです。

モービアス博士に地球への帰還を拒否された船長は、地球からの判断を仰ぐためにしばらくこの惑星に滞在することにする。
翌朝、宇宙船の側には乗組員たちの作業を手伝うロビーと一緒に、もの凄く挑発的な衣装のアルタの姿があった。無垢なアルタはファーマン中尉に誘われ、一緒に森の中へと入って行く。ファーマン中尉がアルタにチューしてるのを見た船長が、アルタに大まじめな顔で説教するのだが、トレビン警部を見た後では何だか説得力に乏しい・・・ファーマン中尉の裸の銃は不発に終わる。

ひょうきんキャラの調理兵はウルトラマンのイデ隊員に似てる。

その夜、何者かが宇宙船内に進入し、通信装置が破壊されるという事件が起きる