ロボットのロビーをはじめ、1950年代に作られたこの作品には
数多くの魅力的なメカが登場しました。
レトロな雰囲気ながら、今見てもそのデザインは新鮮。

まずは、宇宙連邦船C‐57‐D

地球人の乗り物が円盤型をしているというのは珍しいですね、カッコいい! ハイパー・ドライブにより、高速を大きく上回る事に成功。船長と18名のクルーが乗船していて、目的地は惑星「アルテア4」。その任務は20年前に消息を絶った宇宙船ベララホン号の生存者を探す事。実際に映画では使用されていませんが、攻撃班が乗船しているので、武器も装備しているようです。続いては宇宙船の内部。

航路測定マシーン

宇宙船の航路、現在地と目的地までの時間などを測定するための装置。真ん中に円盤を配置したデザインになっています。この異常なまでの大きさはこの時代ならではかも。

衝撃中和装置

光速から通常スピードへの減速時に使用される、人体への衝撃を和らげるための装置。このイメージは『スタートレック』の転送装置のようです。

巨大スクリーン

大きなテレビ、じゃなくて宇宙船から目的地の惑星を映し出す望遠鏡のような物でしょうか。そして船は惑星へと降り立ちます。

ロビーとトランスポーター

この映画の顔、ロビー・ザ・ロボットがトランスポーターに乗って登場。砂漠という悪条件をものともしないジープといったところ。クレル人の文明を研究したモービアス博士が研究の末作り出したロボットで召使用の万能ロボットですが、クレル人の頭脳レベルで考えると子供のオモチャなのだとか・・・。アダムス船長を含む三人のクルーはモービアス博士の屋敷へ

魚のオブジェ

巨大な魚のオブジェがお出迎え。これはメカとは関係ありませんが、モービアス博士の屋敷ってなんだか高級料亭みたいです。

カメラ付き携帯通信機は定期連絡に使用

ロビーの機能と娘アルタの紹介で最初の訪問はおしまい。宇宙船に戻って、

トラクター

大きな荷物を移動するのに使用するトラクター。あまり使い勝手が良さそうではありませんが。

交信機

地球と迅速に交信するため特別に組み立てられた伝送器モニター。古いSFに出てくる機械類はやたらと大きい物が多いですね。コンピューターが異常に大きかった時代には、これだけのサイズが必要と考えられていたのでしょう。こういうデザインにも心引かれます。そして二度目のモービアス邸訪問。

小型ブラスター

小型ブラスターはいかにもSFっぽいデザインでレトロ感がたまりません。ここから先はモービアス博士によるクレル文明の紹介が始まります。