二人の海洋学者の仕事が終わり、食事会をしているところに海軍から連絡が入り、貨物船が消息を断ったことが報告される。二人の仮説が正しかったという事か。生存者は怪物を見たと証言するのだが、おきまりの精神病扱い。その途端、他の生存者は口をそろえて『何も見ていない』と全員が口をつぐんでしまった。
そこでジョイス博士は、
「私の出番ね。」と言い、色っぽく上着を脱いで生存者に話をしに行く。

とても科学者には見えない・・・これではまるで娼婦だ。
自分が科学者であることを隠し、患者に接近する。
「変なものを見たのよ」
「医者には言うな。頭がおかしいと思われる』
「あなたも見たの?」
「・・・・実は見たんだ。」
「教えて・・・。」
男に話をさせることに成功するが、これは完全な色仕掛け

何でこんなシーン入れたのでしょうか? やっぱりB級映画だなぁ・・・

この男の証言により海軍は巨大タコの存在を確信し、ようやく捜索を開始する。

低予算のためか実際にタコが全体像を現すシーンまでかなりの時間がある。これにより、どこにタコが出現するのか、といったサスペンス的な要素が強い作品となった。災い転じて、といった所か。好意的に解釈すれば、の話ですが。

漁民が不漁を訴えているという事件の調査にむかったジョイスとマシューズは海岸でタコの吸盤の跡を発見する。手がかりを得た二人は急遽カーター教授を呼び寄せる。カーターが到着した頃二人は、釣りに興じていた、一応仕事か。そして熱い抱擁も。
「魚が釣れないそうだな」とカーターがたずねると、
「12時間で一匹も釣れない」・・・ってオイ!

こいつ12時間も釣りしてたのか・・・

マシューズはジョイスにここは危険だから逃げるように説得するが彼女は拒否する。カーターは、
「彼女は自立した新種の女性だ」と言う。

巨大タコが去った後の砂浜にほぼ完全な円形の吸盤の跡が一つだけくっきり残っているのには苦笑。しかもこんな危険な浜辺でラブラブな事してていいのか。

さて、あとは大タコの登場を待つばかり。