怪物退治の方法は、銛の機能を持った魚雷を怪物に食い込ませ、無線操作で爆弾を爆発させるというもの。そして予想通り大タコは軍隊の待ち構えるサンフランシスコに現れる。
映画の残りが20分というところでやっと怪物の全体像を見ることができる。
現れた怪物はいきなりゴールデン・ゲート・ブリッジを襲撃。この映画の最初にして最大の見どころ。
ハリーハウゼンの仕事はかなり丁寧で、形状は単なる巨大なタコなのですが、破壊シーンなどはいかにもモンスターらしく仕上がってしいます。ブリッジのシーンでの重量感もなかなかのもので、触手の丸まり方などの生々しい動きは必見。橋が軋む効果音も恐怖感を煽る。タコが去った後の内側に曲がったブリッジが怪物の破壊力を物語っていました。
このタコの足が六本しか無いというのは有名な話。低予算と時間との兼ね合いによるもので、二本減らすことによりいくらかの時間の節約になったようです。見ていて気になる人などまずいないでしょう。自分は見ていて漠然と4本くらいかと思っていたほどです。
しかし、餌を求めて現れたはずの大タコ。このゴールデン・ゲート・ブリッジではいったい何がしたかったのか・・・