山頂付近まで登った彼らは、漂流しているボートを発見。急いで山を下りてみると、浜辺に打ちあげられた三人の男女を発見する。
メアリーと、姪のエレーナがここからサバイバルに加わる事になるのですが、船が難破して流れ着いたにしてはとても綺麗。映画史上、最も綺麗な気絶の仕方かもしれない・・・ものすごい違和感です。

しかし、男だけは思いっきりうつ伏せで、顔を水面に浸した状態で死んでいるのには笑ってしまった。脈をはかって「死んでいる」って(笑)、水面から顔を出してやるのが先だろう。この映画にこれ以上男は必要ないが、あまりにも分かりやすい展開。
女性二人が加わり、なんだか落ち着きがない男達。映画の雰囲気も一変する。しかし三角関係のもつれなどの描写はなく、ここでも気分を害されることはない。いい映画だ。しかし、ますますピクニックのようになってきたなぁ。
女性専用の小屋を作り、男達は島の探索と食料さがしに出かける。そこで、洞窟を見つけた彼らは、海賊に殺されたと思われる白骨死体などを発見するが、住み心地がよさそうなその洞窟を生活の拠点とする事に決め、早速お引っ越し。

この洞窟の場面は、この映画で最も冒険心をくすぐられるシーンかもしれません。断崖絶壁の高い位置にあり、ロープを使わなければ入り口にたどり着けないので手製のエレーベーターを作って、全ての荷物をそれで運ぶ事になるのですが、子供の頃に憧れた秘密基地のようです。実際に住むのは遠慮したいが、誰もが一度はこんな事やってみたいと感じるのではないでしょうか。