ほえる岩を無事に通過したジェイソンは波間に浮かぶ沈んだ船の生き残りを発見し、助け出すとそれはコルキスの王女メディアだった。メディアの話しから目的地が近いことを知る。

なんだかこの女優さん、昔の東宝の水野久美さんとダブる。悪女のほうが似合いそうだ。

乗組員たちは、
「町の場所が解れば、俺達が攻め落とす」と勇者にあるまじき発言・・・お前ら海賊か。

「やめろ。明日の朝俺が一人で様子を見に行く」とジェイソン。
真っ向から意見が対立する。ここで必要以上にジェイソンに食い下がるのがアカスタス。すでにアカスタスの正体に気がついていたジェイソンは剣でやり合い、アカスタスは海へ逃げる。溺れて死んだだろうと考えた乗組員たちは、それ以上捜索せずにコルキスへ上陸する。

コルキス王はジェイソンたちを歓迎し、祝いの宴を開いてくれる。王女メディアが、なにか・・・金粉のような物を体中に塗って踊ってる。

ナンシー・コバックというこの女優さん、ハリーハウゼンの映画に出演する他のヒロインと比べると、この人だけ明らかにタイプが違うのは何故だろう・・・?
他にこの女優さんの映画は見たことないのですが、『奥様は魔女』のダーリンの元カノの役を演じていて、それを見る限りやはり高慢で意地の悪い役柄が多いのでしょうか。ギリシャ神話のメディアだったらこの女優さんでいいと思うのですが。何しろギリシャ神話のメディアはジェイソンを愛するあまり、自分の弟を謀殺したり、ペライアス王を毒殺したり邪魔者は全て毒殺してしまうという恋に狂った女なのです。製作者がギリシャ神話のメディアのイメージで配役したとしか思えないのだが、考えすぎでしょうか。

話を祝宴に戻して、と。

歓迎されたと思ったのもつかの間。国王は態度を一変させ、
「狙いは黄金の羊毛皮だ。わたしを出し抜き、盗む腹でやってきたのだ。誰が渡すものか、この盗賊め。」
海で溺れて死んだと思ってたアカスタスが先回りして、国王に密告していたのだった。そして、ジェイソンたちはそのまま牢獄行き。

しかし、アカスタスが密告しなかったとして、あんなに歓迎されてどうやって黄金の羊毛皮を手に入れるつもりだったのかという疑問が残る。ジェイソンは神の意思を強調していたが、ギリシャ神話と違い黄金の羊毛皮を入手する正当な理由は無く、民衆の支持を得るために神の宝が欲しかっただけで、それはもうすでにコルキスの物。

この危機は、ジェイソンに惚れ込んだメディアの裏切り行為により脱出、というお約束通りの展開。メディアは自国への忠誠心と、ジェイソンへの愛との間で悩んでいたが、ジェイソンに付いて行く決心をする。