シンドバッド黄金の航海(1973)
THE GOLDEN VOYAGE OF SINBAD

★スタッフ★
監督:ゴードン・ヘスラー
製作:チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン
脚本:ブライアン・クレメンズ
撮影:テッド・ムーア
音楽:ミクロス・ローザ
特撮:レイ・ハリーハウゼン

★キャスト★
ジョン・フィリップ・ロー(シンバッド)
キャロライン・マンロー(マリアンナ)
トム・ベイカー(魔術師クーラ)
ダグラス・ウィルマー(黄金仮面の大臣)
カート・クリスチャン(ハロウン)
アルド・サンブレル(オマール)

『シンバッド七回目の航海』から15年後に製作されたシリーズ第2作目。
俳優のジジイ化が進み、全ての役者が総入れ替えされて作られた作品だ。

ヒロイン役にキャロライン・マンローを起用し、新しいヒゲのシンドバッドにはジョン・フィリップ・ローが脂ギッシュに扮している。前作以上に趣向を凝らした怪物が数多く登場し、多種多様なストップモーションを見せてくれるので次は何が登場するのかとワクワク。

前作『恐竜グワンジ』で失敗したハリーハウゼンが準備期間に5年を費やした意欲作で、興行的にも大成功を収めた。

世界に三つ存在する黄金の銘板を『運命の泉』に投げ込んだ者は不老不死と絶大な権力を手に入れることが出来るという。それを巡ってシンドバッドたちと魔術師クーラが争奪戦を展開するというストーリーは『トゥームレイダー』や『インディ・ジョーンズ』などの原型とも言えるもので、謎解きの要素によりドキドキ感はシリーズ中でナンバーワンかもしれない。