ジョージ・パル
George Pal

1950年代アメリカでSFブームを巻き起こしたジョージ・パルは1908年ハンガリーの生まれ。大学で建築を学ぶが、卒業後は生活のため映画の美術スタッフとなる。そこでアニメーションに興味を持った彼は、当時流行していたコマーシャルアニメの製作を始めた。

やがて「パペトゥーン」と呼ばれるパーツ交換方式のコマ撮り人形アニメを確立することになり、ヨーロッパでは有名なアニメ作家となった。1939年にはパラマウントと契約してハリウッドで多くのパペトゥーンによる短編作品を作り、その功績により1943年にはアカデミー特別賞を受賞した。当時彼の制作スタジオには、後に「特撮の神様」と呼ばれるようになるレイ・ハリーハウゼンやハリーハウゼンの師匠であるウィリス・H・オブライエンも参加していた。

代表作

『月世界征服 』(1950)
『地球最後の日』(1951)
『魔術の恋』(1953)
『宇宙戦争』(1953)
『黒い絨氈』(1954)
『宇宙征服』(1955)
『親指トム』(1958)
『タイム・マシン』(1959)
『謎の大陸アトランティス』(1961)
『不思議な世界の物語』(1962)
『ラオ博士の7つの顔』(1964)