ロマンス

侵略者に全く歯が立たない軍隊は前線から撤退する。
そして主人公とヒロインは二人でプロペラ機を発見し現場から脱出する。
なぜ二人だけ軍隊と別行動をとるのか、かなり不自然なシーンですが・・・それは、二人をくっつけたいから。映画お約束のロマンスですが、ちょっと強引すぎ。

そして二人は墜落して、とある捨てられた民家へと避難する。残っていた食料で料理をする二人。つかの間の休息だ。
「彼らは何でも殺すわ」
「生物なら弱点があるはずだ。必ず食い止める手がある。」

エンディングへの伏線となるセリフです。

その時、近くに隕石が落下して、民家は半分壊されてしまう。
そして、RGBカラーのウォー・マシーンの「電気の目」が民家に隠れた二人を探す。このシーンもかなり怖い。マシーン上部の触角は破壊用で下部から伸びる触角は見察用ということか。

ここで火星人唯一の登場シーン。宇宙船から降りてきた火星人が民家に入ってくるのですが、この火星人の姿はあまり怖くありませんでした。懐中電灯の光を当てられて目を覆って逃げてしまうなんて・・・静止している姿はかなり怖いのですが、「ギャピィー!」とか叫びながら逃げていく動作がちょっと可愛らしい。RGBカラーの目を持つ造形はかなり斬新で素晴らしいものだっただけに、わざわざ演技させなくてもよかったと思うのですが・・・