新着アーカイブ
インビジブル・インベーダーズ/Invisible Invaders
(2014/1/26 21:38)
恐竜時代
(2014/1/4 21:07)
近未来予想2010
(2014/1/1 22:24)
キャプテン・シンドバッド
(2013/12/15 22:37)
原始獣レプティリカス
(2013/11/25 23:17)
The Puppetoon Movie/パペトゥーン・ムービー
(2013/11/18 00:27)
猿の惑星
(2013/5/6 15:41)
『ヒューマノイドの創造物』Creation of the Humanoids
(2013/2/19 21:53)
ウルトラマンのことなど
(2013/2/3 21:43)
SF映画のテイストのこと
(2013/1/27 23:46)

新着コメント
恐竜時代
by na (10/03)
タロスのエクスプラス製フィギュア
by スーパーコピーブランド モンクレール ダウン (11/21)
SF映画のテイストのこと
by 年収400万 ロレックス (11/15)
火星人地球大襲撃
by パラディオン (10/10)
火星人地球大襲撃
by 通行人 (10/10)
火星人地球大襲撃
by パラディオン (09/08)
火星人地球大襲撃
by tako (09/07)
ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
by スーパーコピー 時計 寿命 vaio (08/02)
プロジェクトUFO/PROJECT U.F.O.
by パラディオン (06/30)
プロジェクトUFO/PROJECT U.F.O.
by PUFO (06/30)

新着トラックバック

ブログ内検索

ロスト・ワールド

1925年のサイレント映画『ロスト・ワールド』。ストップモーションによる特撮を担当したのは、レイ・ハリーハウゼンの師匠ウィリス・H・オブライエン。この作品が後世に与えた影響は計り知れないものがあるのですが、内容については、ある程度私のホームページで書いているので省略。

というわけで、今回書いてみようと思ったのはこの作品にまつわる一つの大事件。

『ロスト・ワールド』の原作者は『シャーロック・ホームズ』の作者として有名なアーサー・コナン・ドイル。
コナン・ドイルといえば、神秘主義者としても有名で、「コティングレー渓谷の妖精写真」を本物と認め、『妖精出現』という本まで書いてしまったほど。下がその写真です。


これは昔オカルト系の本には必ずといっていいほどよく載っていたものですが、ピンを使って妖精の絵を地面に挿して撮影したというのが真相だそうです。

あのコナン・ドイルがこんな物信じていたのか・・・と思ってしまいそうですが、この写真は後にレタッチされた物で、1917年に撮影されたオリジナルのものはこれほど鮮明に映ってはいませんでした。
オリジナルの物を見た事があるのですが(ネットで画像検索したけど見つかりません)写りが悪すぎて、まぁ、これなら信じても仕方が無いかなぁ、というほど酷いものでした。コナン・ドイルのファンは一安心といったところ。

この時代のオカルト信者にとって天敵のような存在だったのが、アメリカの奇術師ハリー・フーディニ。偽超能力者やインチキ霊媒を暴き続けた事でも有名です。

事件はフーディニが全米奇術協会のパーティーにコナン・ドイルを招いた時に起こりました。

かなり前に本で読んだもので、手元に資料がないので細部は間違っているかも知れませんが、おおまかな話は次のとおりです。

ドイルは出来上がったばかりの『ロスト・ワールド』のテスト・フィルムをパーティー会場に持ち込み、恐竜の映像を公開します。
ちょっとしたイタズラ心で、天敵フーディニを驚かしてやろうと考えただけだったのですが、新聞記者たちはこれが本物の恐竜を撮影したものと信じ込み、「生きた恐竜」のニュースが翌日のニューヨーク・タイムズの見出しを飾ってしまったのです。
その結果、ニューヨーク市民は大混乱に陥った、という話。

うーむ、ちょっと信じられないような話ですが、写真ではなく実際に動く恐竜の映像を見せられてしまい、奇術師たちも否定する事は出来なかったという事でしょうか。その後事件がどうやって沈静化したのか、新聞は誤報を詫びたのかなど、事の顛末はよく分かりません。

これは実際に映画が公開される数年前の事で、ストップ・モーションの技術がまだほとんど知られていない時代。なんだかオーソン・ウェルズの『火星人襲来事件』に似たような話ですね。

『ロスト・ワールド』には実際の動物の映像も使用されていて、それと比較したら恐竜の動きが不自然なのは一目瞭然なのですが、当時の人たちの目には『ロスト・ワールド』の恐竜が本物に見えた、という事ですか・・・


コメント
コメント一覧
トラックバック一覧
カテゴリー
レイ・ハリーハウゼン(39)
SF・ファンタジー(174)
Toy(15)
ミステリー(3)
日本映画(2)
その他(12)

過去記事一覧
全ての記事