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近未来予想2010


近未来予想2010

2104年となりました。

私の世代の感覚では、いつの間にやら「近未来」になってしまったわけで・・・

『鉄腕アトム』や『未来少年コナン』など、子供の頃にマンガや映画で見た近未来もすでに過去になってしまいました。

『ブレードランナー』の時代まであと少し。

自分自身、まさか2014年に子供の頃とほとんど変わらない生活をしているなど予想もしなかったですね。
数年前に生まれ故郷に戻り再就職。物心ついた頃から存在する近所の定食屋で懐かしい味のトンカツ定食を食べているとは・・・

以前、1980年の人が予想した21世紀の事を書きましたが、今回は、雑誌『ニュートン』1922年2月号増刊『近未来予想2010』で予想された21世紀。

専門的で難しい事がよく分からなくても読むのが楽しくて毎月買っていた『ニュートン』も最近ではほとんど読まなくなってしまいました・・・

この本では、21世紀初頭から中頃まで幅広く予想し、それらの「実用化予想時期」が書かれているのが面白いです。

この手の本を読んでいていつも思うのが

「本気で予想」したのか、「希望的観測」なのか、それとも著者が思い描く「夢の未来」なのか

という事

おそらく全部でしょうけど・・・

全て真剣に考証されたものだとしたら爆笑ものですよ、この本。

パート1は巨大プロジェクト編

いきなりシド・ミードが描いた未来の東京のイラストが見開きで掲載されています。


それに続いて「ピラミッド型空中都市」、「800階建て高さ4000メートルの超複合都市」、「大都市地下空港を結ぶ地中飛行機」、「月面に建設された青少年研修センター」などのイラストが続きます。

尋常ではないスケールの大きさは、もー完全にSFの世界ですね。なんだか子供向けの本みたい・・・

でも

例えば地下に飛行場を作るのは「都心から空港までのアクセスが便利」とか「空気抵抗などを考慮すると消費エネルギーが少なくて済む」など、それぞれにきちんと理由があるようです。

ほとんどが「構想」だけで終わってしまっているものばかりですが、これは「夢の未来」に属するものと考えて良いのかもしれません。

ところで

これらのイラストを眺めていると「斜めのデザインが多い」という事に気付きます。

SF映画でもそうなんですけど、ピラミッド型のデザインってよく見かけますね。
建物だけでなくドアや通路までが三角形だったりとか。

素人考えでは、空間的な問題や人が移動する事を考えると一番効率的なのは「キューブ型」のような気もしますが、日照問題や構造上の強度の問題とかを考慮すると巨大建造物はピラミッド型になったりするのでしょうか?
まさかSF的で格好イイから、なんて理由ではないでしょうが・・・

無制限に予算を使えると仮定して、技術的にはどこまで可能なのか、というのが知りたいものです。

パート2は地球環境編

「地球温暖化による気候変動」、「オゾン層の減少」、「酸性雨による被害」、「化学物質による生態系への影響」などについて語られています。

正確に予想しているというよりも「警告」ですね。

パート3は日本社会編

「経済成長率は2〜3%台になる」、「5人に1人が老人になる」、「年間総労働時間は1700時間程度」、「人口の28%が東京圏に集中する」、「女性の晩婚化」、「人口減少」 などなど

さほど予想するのは難しくないのかもしれません。
程度の差こそあれそういった傾向にはあるような気もします。

それにしても、深刻な問題が多いですね。

私が学生の頃「将来は週休3日になる」とか「1日5時間程度の労働で済む」とかいった話もありましたが、そんな気配すらありません・・・

医学の進歩により寿命が延びて「治らないけどなかなか死なない」時代が来たら大変な事になりそうです。
5人に1人どころか半分以上が老人になったりしたらどうするのでしょうか?

パート4の超技術編とパート5の近未来トレンド・リサーチ編

これは面白いです。

今見ると懐かしいとさえ感じる「当時の最先端技術の写真」と、こうなっていくであろうと思われる「未来予想のイラスト」がてんこ盛り。


「バーチャルリアリティシステム」、「超並列コンピューター」、「知能ロボット」などは、どの程度で成功といえるのか、またどこまで実用化が進んでいるのかといった事は素人には分かりにくいですね。画像左下は「まばたきで打てるワープロ」

実用化されているかどうかが一般人でも分かりやすいもので言えば

「テレビ電話」、「時速500キロで走る超電導リニアモーターカー」、「人工知能により航行するインテリジェント船」、「東京ドーム30個分の超大型エアドーム」、などがあります。

(ー'`ー;)ウーム・・・・

ちなみに月面基地の実用化予想次期は2020年だそうです。

月面基地って、むしろ少年時代の方が身近に感じていた気がしますけど・・・?


それはSF映画の見過ぎ!

自分自身の生活で最も変化した事は何か、というのを、数十年単位で考えてみると

「インターネット」と「携帯電話」

これに尽きます。携帯電話が無かった時代を思い出せないほど生活に密着しています。

でも、これってどちらも実用化される以前にSF作品で見かけた事がありませんね?

電子辞書の進化型のようなものや、データベースのようなものは想像できても「各家庭の末端機器によるネット検索」という事は思いつかなかった。

また

テレビ電話やトランシーバーの進化型は想像できても「個人が小型の電話機を所有する」という事は思いつかなかった。

という事なんでしょうか? ちょっと不思議な気もします。

小説では皆無ではないと思いますが、映画ではほとんどがテレビ電話。『ブレードランナー』でもお店に備え付けの電話でレイチェルと話てましたね。

数千年先、あるいは何万年も先の人類がもっと進化した時代に生まれたかった・・・と考える人もいるでしょう。

SFファンならあるいは、人類滅亡の直前に生まれたかった、とか

「科学の進んだ宇宙人から見た地球人は低級動物である」という概念はしばしばSF作品のネタにもされますが、未来の地球人から見ても原始人ですからね。自分も時々そういった事考えます。

でも

少なくとも「未来がある程度予想できる時代」に生まれて良かったとは思っています。

自分の周りが日々変化しているから「このまま進歩し続けたら未来はどうなるんだろう?」って考えるわけです。
生まれてから死ぬまで、ほとんど変化のない世界で生活していたと考えられる時代の人などはおそらく「未来を想像する」という概念すら無かったのではないでしょうか?

「30年後?このまんまだっぺ?生きてっかなぁ?」

この程度かも・・・

ウルトラマンのことなど


早めの更新を目指して今回も雑談

このところ映画では前日譚というのが流行ってます。
続編映画や前日譚における後付けの設定の多さとかにガッカリしている人も多いのかなぁ、などと感じるのですが。

オリジナルのエンディングは何だったの? とか、今さらそんな事言われても・・・なんて。

個人的には続編よりは前日譚の方がまだマシといった程度の感想しかありませんが、これからもっと沢山作られるのでしょうか。

前日譚映画といえば『遊星からの物体X ファーストコンタクト』なんてのもありました。

カーペンター版のオープニングで目にした惨状。何故そんな事になったのかを説明してくれるシンプルなストーリーの作品。

感想は「あーなるほど!」というもの・・・

元々あった設定なので、違和感なくフツーに楽しめました。無理やり超大作にしなくても前日譚を描くならむしろこの程度でいいのかなぁ、なんて思っちゃいました。

えーと、ウルトラマンについて書こうと思っていたのですが、いきなり話がそれました。

私の世代の2大ヒーローと言えば、仮面ライダー(達)とウルトラマン(兄弟含む)でした。

ものすごく大雑把な分け方ですが・・・

私が特に夢中になっていたのはウルトラマン。巨大ヒーロー物全般ですね。思い返してみると、ソフビの人形など全部巨大ヒーローのものでした。ミラーマンとか。

ライダーはV3の途中までしか記憶無いので、やっぱりSF色が強い物の方が好きだったようです。

ウルトラマンもさすがに今見るとちょっと幼稚な印象で・・・、といったものになってしまいましたが、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンあたりは大学生になりレレンタルビデオの時代になってからも繰り返し見たものです。

当時はちゃんとSF作品として見ていました。

思い出という事だけで言えば、ウルトラシリーズは歴代SFで一番ですね、明らかに。

マンとセブンは、どうしても変身したヒーローを登場させなければいけないので、幼稚な印象になってしまうのかもしれませんが、それ以外の部分はとても面白かったです。特にセブンの方は変身後の怪獣とのプロレスもどきを除けばウルトラQや海外の「ミステリーゾーン」を超えるほどの作品もあったのでは? と思えるほど。

これは言いすぎかも・・・

でも、SF的なテイストやギミックは素晴らしいものがありました。

いかにも未来の科学といった小道具や新兵器、そして秘密基地。

メカデザインは秀逸だったし、音楽やカメラアングルの使い方など、見ていてゾッとするような、ちょっとシュールで奇怪な演出もあり、子供向けにしては・・・なんて思う事もしばしば。

今でも感心して止まないのは、個性豊かなエイリアンや怪獣たちの造形とその声や光線などの効果音。そして、未来的であり、広大な宇宙を思わせる用語や数々の造語。
毎回違う怪獣や宇宙人、円盤などのデザインを見ていると、よくこれだけの物を考え出したものだなぁ、と。感動モノであります。

M78星雲やベータカプセル、ツイフォンとかバラージの何とか・・・

とにかく、何となく格好イイぞ、と。

ウルトラシリーズって、褒める所いっぱいあります。良いところを挙げたらきりがないほど。
日本の特撮って物語の設定だけはものすごくスケールがでかいものが多いですね。大胆というか・・・

そういえば、「ゼットン」のネーミングって最後の怪獣という理由で英語の「Z」と日本語の「ん」を足して付けたんだとか?

えーとですね、今回は資料が一切なく、下調べもしておりません。全て記憶に頼って書いているので間違っていたらすいません。あくまでも雑談ということで・・・

というわけで、一部効果音など

効果音色々

未だに「音」を聞いただけでそのシーンが浮かんできます。

怪獣の造形デザインに関してはある一定の決まり事のようなものがあったのだとか。

・ゴジラなどとの差別化を徹底する、さらにはトカゲや猛獣などの実際に存在している生物の巨大化ではないものにする

・人間が中に入っていることを感じさせないようなものにする

・グロテスクなものにしない(子供が見てカッコイイと感じるものにする)

などがあったように記憶しています。

デッサン画を見ると本当にカッコイイんですよね。


お気に入りはバルタン星人、アントラー、ユートムなど。フィギュアが部屋にあっても良いもの、という基準ですけど。

カッコイイだけでなく、美しいとすら感じてしまうものまであります。

ただ、やはり劇中で使われた怪獣を見ると

造形はまだしも、やっぱり人間が入ったヌイグルミしにか見えないという・・・

演技が過剰なんですかね?

色々と苦労はあるのでしょうが、どう見ても下手くそというか・・・

すいません・・・

というわけで

今回久しぶりに「ウルトラセブン」のDVDをレンタルして観賞しました。

「ノンマルトの使者」「第四惑星の悪夢」「恐怖の超猿人」「円盤が来た」の四本収録。

物語に余韻を残す演出が素晴らしいです。

実質20分ちょっとの子供向け番組なので色々と制約があったのでしょうが、「凄い才能の人たちが作っているんだろうなぁ」というのは昔から感じていました。

懐かしさもありそれなりに楽しめました。やはり単なる子供番組とは・・・

しかし

基本設定やアイデアは凄い!と感じるものの、物語自体はデタラメで尋常じゃないほどツッコミどころ満載。

以前「怪獣BOW」とかいう本がありましたが、格好の標的ですね(苦笑)

今回一番印象に残ったのは、無責任な発言ばかりしているフルハシ隊員

「こんなやつに地球の運命をまかせたくないなぁ」というのが一番の感想、かもです・・・

SF映画のテイストのこと


思いつきで雑談のようなこと・・・

今年の正月休みが長かった事と、ここ最近SF映画のDVD化が多かった事もあり超大作映画を立て続けに観賞。

「テルマエ・ロマエ」などを間にはさみつつ・・・ですが。

古典映画独特のテイストを好む自分が何を思ったのか、あえて21世紀以降の超大作限定での映画観賞。
少し前の作品や最近映画館で見たものの再見も含め、CG満載の映画ばかりをこれだけ連続で見たのは人生で初めて(笑)

見た本数は・・・

これを読んだ人が「ひく」ので書きませんけど(汗)

まーそれにしても大作映画だけあってどれも良く出来ています。流石だなぁ、と感心させられる作品ばかりを十分に堪能しました。

最近はCGの発達や3Dブームの影響もあってか、SFやアクションの大作も多く見られます。

というわけで、たまたま思ったこと

劇場での3Dを意識したせいか、部屋で見ていると不自然なアングルやスローモーションのシーンがあちこちに・・・

これはどうでも良いです

えーと、だいぶ前から思っていたのですが

「今の映画では誰でもアクションスターになれるのかなぁ?」といった感想も。

まぁ、これも別に良いです

さらに、だいぶ前から感じていたのが作品の「テイスト」のこと

「なんだか似たような印象だなぁ」というのは長い事感じていたのですが、CG作品ばかりの映画を見ていたらそんな思いがより一層強くなってしまいました。

「どれも同じような印象」と言ったら明らかに言いすぎですが・・・

これはあくまでも大作映画の話です(大汗

物語の先が読みやすく、犠牲になる馬鹿が分かりやすかったりするのも大作映画なら仕方が無いところ。でも、いくらSF好きでもさすがに文句の一つも言ってみたくなる作品だってありましたよ・・・

全体的に「凄い物を見てしまった」という印象がちょっと希薄でしたが、洗練された映像はどれも見ごたえがありました。「猿(シーザー)」の表情はお気に入り。

そもそも内容が全部違うのだから十分に楽しめます。

映画のテイストといえば、監督さんやプロデューサー、もちろん制作年代によっても作品の印象というものはだいぶ変わるもの。

現在の作品群を10年後、20年後に見たらこれが今の時代のテイストなのかも? という思いもあり、これからどんな作品が生み出されるのか楽しみでもあります。

「同じような印象」とはいっても、監督さんの名前を念頭において観賞すると明らかに違いはあるんですけどね。相変わらず独特の世界観の方もいらっしゃるし。

ただ

「この監督さんが撮る意味あるのかなぁ?」

とか

面白いんだけど「うーん、らしくないなぁ・・・」といった作品も。

中にはあまりのショックに、ファンとして別人と思いたい作品も・・・

そういえば

「いつの間にかSFからチープさというものが払拭、一掃されてしまった」という印象です。

これは「映画」での話

少し前はCGそのものがチープなSF映画というのも良く見かけたものです。
そんな映画を見て「これがその映画のテイストである」と考えられるハズもなく、連続してそういった作品を見てしまったあとはしばらくB級映画に食指が動かなくなってしまった事もありました。チープな特撮は楽しめるが、チープなCGは見るに堪えないのは私だけでしょうか・・・
最近の低予算映画ははどうなんでしょう?
あきらかなバッタものでも大作映画と遜色ないCGが使われていて驚かされた事もありましたが・・・

どんな世界でも、技術が洗練されレベルが高くなるほど没個性になる、という現象はありえます。

まさか映画界全体の規模でこういった事態になっているなんて事は・・・

しかし、CGがこれだけ発達してしまうとこれから先どのような変化があるのか私にはちょっと想像がつきません(?_?)

SFやミステリーでは全く新しいアイデアを考えるのは不可能に近い、という話を聞いてからもうずいぶんと時が経ちました。

しかしながら、小説の世界では「CGが発達した今こそ映画化が可能では?」と思わせる作品がまだまだあるので、これからはそういった作品の映画化が実現してファンを喜ばせてほしいものです。

個人的にアシモフとクラークあたりが特に希望・・・

チープなSFが恋しくなってきました。それは次回のブログで。


トータル・リコールのリメイクが上映中


えーと、今回は雑談であります。

先日のコメント欄で映画と原作の話をしていて、たまたま思いついたのが『トータル・リコール』(1990)

私はこの作品が結構好きで、今でも年に2.3回は見ているほど。

でも

手元にある本などではあまり評価がよろしくなくて、ポール・ヴァーホーヴェンの趣味や演出がどうだの、ダン・オバノンの脚本がどうたら・・・

たしかに原作を読んでいれば、本当もっとサスペンスを重視した作品になるはずだ、というのは分かりますけどね・・・

映画評論家風に言えば、「絵」として見せる事を重視するばっかりに、肝心の「サスペンス性」の部分がなおざりにされている、という批評にでもなるのでしょうか。

原作を読んだか読まないかで評価が変わる事もあるでしょうし、原作に思い入れが強いほど、「原作に対する冒涜」のように感じる人もいるのでしょうね。

私もたまにそのように感じる事もありますが、やはりその作品次第かなぁ・・・

ほとんどの場合、別にいいんじゃあないかなぁ、だって映画なんだから? って考えちゃいます。

ヴァーホーヴェン版『トータル・リコール』に関して言えば、

あれだけ原作とかけ離れていれば、もうどうでもいいし、サスペンス性の部分で言えば原作で十分に楽しんだので「特撮」や「絵」を見せる事を重視した映画もやっぱり楽しいなぁ、と。

シャロン・ストーンは良かったですね、数度にわたるキンタマ攻撃。ヒロインのレイチェル・ティコティンは微妙でしたけど・・・


SF映画の場合はこういった考え方になるのですが、私の好きなもう一つのジャンル「ミステリー映画」に関しては、何故か思いっきり原作と比較してしまいます。

そういえば

いまさら、な話ですけど・・・

『トータル・リコール』っていわゆる「夢オチ」ではないか、という話があったのですね。

私も再見した時には、物語のプロットや結末までもが主人公のダグがリコール社で注文したのと全く同じだという事に気が付いて、ふとそう感じたのですが、製作者の意図は「視聴者の判断にゆだねる」というものだったらしいですね。

「夢オチ」ってタブーなので、はっきりと視聴者に提示してしまったらシャレになりませんから。ダグが夢から覚めて、奥さんといつまでも幸せに暮らしました・・・とか。

それでは原作はどうなのか、というと

全く違う話なので、全然参考になりませんです。

リコール社と秘密捜査官となって火星にいきたい男の設定だけを拝借して、ヴァーホーヴェンが娯楽作品に仕上げたのがこの映画。
原作は短編であり、主人公が火星に行く事もないのですから「夢オチ」という発想すら出てきませんでした。

短編からヒントを得て、あとは監督が自分のやり方で作る。やぱっり映画はこれで良いのだと私は思います。原作の良さを生かした作品が作られると、それはそれで嬉しかったりするのだから、我ながら勝手なものですけど・・・

ただ

「おお、あの作品が映画化されるのか!」とか「なんで、こんなのが映画化されるの?」とか、映画化する際に選ぶ原作の基準というものが、未だにさっぱり分からないのです・・・

で、見終わった後に「そこまで原作と違うなら、オリジナルを考えれば?」とか思っちゃうこともしばしば。

えーと、結局今回何が言いたかったのかというと

長編の映画化はダイジェストのようになってしまうので難しいんだろうなぁ、という事と

『トータル・リコール』のリメイクが早くみたいなぁ、と。


まだ見ていないのです、この作品。久しぶりにオリジナル以上に楽しめる作品を期待!

HP作成とブログの更新お休み


2012年となりました。

年末は久しぶりの大掃除に精を出していたところ

( ̄□ ̄;)!!

何と、かなりの数のビデオにカビが生えている事が判明。

海に近い田舎町とはいえ、数年でここまでなるとはかなり悲惨。

50本以上の秘蔵ビデオが再起不能に(;△;)

で、年末とこれからの正月休みは、生き残ったビデオテープをDVDにダビングする作業をひたすらこなさなくてはならない状況になってしまったのですが、嬉しい事に『タイム・トンネル』 (1966〜1967)のビデオが数本生き残っておりました。

ダビングしながら久しぶりに観賞すること数時間。この時期のアーウィン・アレン作品はやはり面白い。

矛盾だらけで突っ込みどころも満載なのに、何故か見ていてワクワク。我が家はテレビが映らないので、正月は『タイム・トンネル』三昧になりそうな予感です・・・

話は変わって

何故かいきなりホームページをリニューアルしよう、と思いつき、制作に着手。

訪問者数はブログの一割にも満たないのですが、まぁ、それはいいとして・・・

依頼された相互リンクをきちんとして、多少は広告なども掲載できるデザインにしたいなぁ、と。

仕事が忙しい上、Webは素人なのでかなりの時間がかかる見込み。

そんなわけで、しばらくブログの更新はお休みの予定であります。ただでさえ更新の間隔が長いのに・・・

というわけで

今回のビデオの悲劇にも負けず、HP完成後には再開予定であります。


1980年の未来予想


というわけで、今回は雑談。

前回書いた作品の舞台が1980年。

1930年に描かれた50年後は、現実の世界とは全く異なるものでした。

私のブログでも多くの近未来SFを取り上げていますが、この作品に限らず、近未来を扱ったSF映画のほとんどが2011年現在実現しなかった、あるいは今後も実現しそうもない作品ばかり・・・と言っても言いすぎではない気がします。

もちろん映画は未来を予想したものではなく、劇場でのヒットを狙って作られているので、的中しなくて当たり前。

それでは、1980年の人が真剣に予想した21世紀の未来とはどのようなものだったのか?

未来予想といえば、SFファンにとっては1960年代に書かれたアイザック・アシモフのエッセイなどが馴染み深いかと思われますが、それは今回は置いておいて・・・

何故1980年なのかといいますと

前回の映画の舞台が1980年で、たまたま手元にあった1980年の雑誌に21世紀の未来予想の特集記事が載っていたという・・・

それだけの理由です。

尚且つ私自身が中学〜高校時代を過ごし、SF小説や雑誌を読みまくっていた時期でもあるので、ちょっと何か書いてみたくなったなぁ、と。

昔の人の未来予想、現在から見たら既に過去となってしまった事が書かれた本って本当に面白いものです。
いい線いっているものや驚くほど的確に当たっているもの、読んでいてドキッとさせられるもの。さらには苦笑させられるものや、今読んでみると爆笑してしまうものまで・・・

ところで

80年代初期の近未来SFで有名どころといえば『ニューヨーク1997』『マッドマックス2』『ブレードランナー』などが挙げられます。

あれ?

この時代に限らず、近未来SFってユートピアよりも退廃的な未来をを描いた作品の方が多いような気がしますね。

いずれにしても、このジャンルが大好きな私は、それぞれの近未来SF作品に描かれた独特の世界観には魅了されっぱなしです。

さて、

かなり著名な方や科学ジャーナリストなど、様々なジャンルの方々が21世紀(現在から見るとすでに10年以上も前)を予想しているのですが、主なものを挙げてみると

・月面基地や宇宙ステーションの完成。人類は火星や金星への移住を開始している。

・太陽熱や風力など、石油に頼る必要が無いほど他のエネルギー源が開発されている。

・ガンの特効薬が開発されている。

・精巧なロボットが人間に代わって危険な作業を行う。

・リニア・モーターカーが運行。音速に近い乗り物が誕生する。

(  ̄_ ̄)

・複合的な機能を併せ持つテレビ電話が普及。

・コンピューターが小型化し各家庭に普及。

・教育形態が変化し、個人の能力に合わせた個別指導が定着。

・映画館は無くなる・・・

(−−!)

・仕事の一部をコンピューターに任せる事により余暇が増える

( ̄" ̄;)ウーム・・・

うーん、こうして箇条書きにしてみるとあまり面白くないですね。アシモフの予想とほとんど似たようなものだし。
実際に文章を読むと滅茶苦茶笑えるんですけどね・・・

宇宙開発や海洋開発、医学などは予想よりもかなり遅れており、パソコンやインターネット、携帯電話などの通信システムは想像以上に進化を遂げているといった印象ですね。

中には技術的には完成していても、予算や政治的な問題で実現に至らないものもあるのでしょうが、私などに分かるはずもありません。

でも、ほとんどの予想が少しずつですが実現に近づいているのは間違いないでしょう。

実現するまでの年月が予想できていないだけで、長い目で見れば全ての予想がいずれは現実のものとなるのかもしれません。

アシモフの科学エッセイや今回参考にした雑誌、さらには「ニュートン」などの記事もそうなんですけど、いつの時代も同じような予想をしてますね・・・

そういえば

20世紀末か21世紀初頭あたりに、同じような宇宙開発の話を「2020年頃には実現するでしょう!」なんてテレビでやっているのを見て苦笑したのを覚えています・・・

2020年にも実現しそうもないですね。今度は2040年頃といった予想になるのでしょうか・・・

自分の周りを見てみると、劇的に変化したものもあれば、全く変わっていないものもあります。

築70年にもなる我が家の変化といえば、トイレが水洗になったのと数年前に屋根の日本瓦を最新の素材のものに変えた事くらい・・・

あ、あと風呂が木製からステンレスになりました。

( ̄△ ̄)y─┛

我が家の変化の無さを見るにつけ、死ぬまでにリニアモーターカーに乗る事は出来ない気が・・・

巨人の惑星・・・など


先日、知り合いから『借りぐらしのアリエッティ』のDVDを借りて鑑賞したのですが、その時に真っ先に思い出したのが、佐藤さとるさんの小説

『だれも知らない小さな国』

これは面白かったですヽ(゜▽゜*)ノ

中学生の頃に続編も全部読んだし、しばらく自分の周りをキョロキョロと見回していたのを思い出します。

この作品の持つリアリティに圧倒され、コロボックルが本当に現れそうな気がしたものでした。

この本について語りたいところですが、一応SF映画のブログなので・・・

他に思い出したのが、やはり、というか『ガリバー旅行記』を題材にしたと思われる『巨人の惑星』(1968〜1970)でした。

これはアーウィン・アレンの最後のテレビ・シリーズで、この後映画界に進出したアレンはパニック映画の巨匠の称号を得ることになるわけです。

で、また今回もアレン作品ですけど、これは面白かったです。


ちょっと話が脱線しますけど、

これまで私のブログで取り上げたテレビ・シリーズといえば『プリズナーNo.6』と『プロジェクトUFO』くらいものもの。

どちらも比較的マイナーな作品と言ってもいいかもしれませんが、これには理由がありまして

あの、

私なりにですが、ブログで書くにあたって、ある程度の基準というものが一応はあります。

基本的には1970年代までで、80年代でもレトロな雰囲気の作品は取り上げてもいいかなぁ、なんて思ってます。

そして、その作品のみのサイトが存在しているほどのメジャーな作品、あるいは既にあちこちで書かれていると思われるほど有名な映画は書かないという事。

という事は、日本で放送されたほとんどのテレビ・シリーズ、例えば『サンダーバード』とか『スタートレック』『宇宙家族ロビンソン』などはこれに該当してしまうわけです。

映画で言えば『2001年宇宙の旅』『スターウォーズ』などがそうですね。

もう今更、私などが書いても・・・という心境です

さらに書けないのが

とても批評など出来ないほど好きな作品

例えば、私の中では『アンドロメダ…』などは触れてはいけない作品の一つ。

で、上記の両方に該当するのが『ブレードランナー』だったりするわけで・・・

とてもサラッと書く気にはなれません。

だからハリーハウゼンや『禁断の惑星』はホームページまで作ってしまったのですけど。

まぁ、そんな事を言っても実際にはかなりメジャーな作品や心底好きな作品についても書いているし、「いずれは全ての作品を網羅したい」という趣旨には矛盾してしまいますけど・・・

絶対に書かないと最初から決めていたのは

「本日の夕飯」とか・・・

最初からそういう趣旨のブログなら一向に構わないですけどね。

私は格闘技が好きで、よく他人様のブログを見ているのですが、どれほど好きなブログでも、たまーに食事の事とか書いてあると確実に読み飛ばしちゃいますから・・・

えーと、ブログを始めた当初はですね

日本中で数人が解ればいいかなぁ、などと思いつつ・・・

その作品名で検索すれば、確実にこのサイトがヒットするようなマイナーな作品

あるいは

昔テレビでやっていたが、その後目にすることが少ない作品、すっかり忘れていたが、言われてみればそんなのあったなぁ、と思えるような懐かしい作品などを中心に書いていこう、などと思っていました。

これは基本的に今でも変わっていないのですが、そんな作品だけではすぐに終了してしまうので、なかなか難しいものです。

ヤバイ、脱線しすぎ・・・

今回のカテゴリーは「その他」に変更。

でも、この作品に関しては映像を何も所有していないので、個人的な見解はあまり書けないし、画像もネットで集めたものばかりという・・・

ちょっと検索してみたらウィキペディアにも情報がありました。


巨人の惑星(Land of The Giants)

これで十分ですね(^^;)

でも、最後にちょっとだけ感想を

この作品はシリーズ物だったのですが、基本的に一話完結のアンソロジーっぽい作りになっていて、夢中になってテレビを見ていた記憶があります。

手元の本によると

制作費は一話あたり9千万円。経費がかかり過ぎたのと、マンネリによる人気の下降により2シーズンで打ち切り、とあります・・・

アレンのテレビ作品としてはマイナーな部類かも知れませんが、私はこの作品の悪夢的な感覚が大好きでした。文庫本まで買って読んでいたのが懐かしいです。

その後のビデオ化、DVD化が無かったのは残念。もう一度見たい作品ランキングの最上位作品の一つであります。

苦手なタイプの映画


久しぶりの連休で特にする事もないので、何か書いてみようかなぁ、と

私のブログの場合、自分が好きな作品ばかり取り上げているので、辛口な評価というものがほとんど無いのは当たり前ですが、どんな映画でもそれなりに楽しんで見る事ができる、というのは

私の特技だと勝手に思っております(`・ω・´)

大好きな作品なのに、いざ書き始めてみると誉める所が無くて困った、という事はありましたけど・・・

−映画鑑賞は私にとって至福のひととき−

でも

いくら映画が好きでも、やっぱり面白くないと感じる作品や、見ていて不愉快になる映画ってあります。

私の場合、本気で「金返せ」とか、そこまで思った事ってほとんど無いのですが、「見てて損をしたなぁ」と感じる作品は当然ながらあります。

というわけで、ちょっと苦手なこと

その一

「泣かせますよ〜」という映画

ちょっと古いけど、その典型が『ハチ公物語』(1987)

葬儀を終えて運ばれる主人公を鎖を引きちぎって追いかけるハチ公(スローモーションで)
泣くどころか、製作者の意図が見えすぎてしまって完全に興ざめ。周りの観客は号泣だったのですが、私はこういうのちょっと苦手・・・

でも、泣かせるような作品ではないのに泣いてしまう事も

『カサブランカ』のラストとか(;ロ;)


他人の幸せのために自ら身を引く、というパターンにはめっきり弱い私は『ステラ』などでも号泣。

あ、これは製作者に意図にまんまとやられたかも・・・


そのニ

「音でびっくりさせる映画」

ホラー映画に多く、これは私がホラー全般が苦手な理由の一つになっているようです。

そんな事されたら、だれでもビックリするって!

これは、よくある勘違いのドキドキに近いものでしょうか?
例えば、デートで「ボクシングを見る」「つり橋などを渡る」などのドキドキを恋愛感情のドキドキと勘違いしてしまうというアレです。
ホラーファンは、それも含めて「怖かった〜」と感じるのでしょうが、私はどうも苦手。


その三

「悲鳴を上げて子供が逃げ回る映画」

『ジュラシック・パーク』などを見ていると、「どうせ食われるわけ無いのだから、こんな演出必要ないのに?」といつも感じてしまいます。
せっかくの名作が、子供向けのファミリー映画に

いや

考え方が逆で、ファミリー向け映画だからこそ、こういったシーンがあるのですね。
私は苦手ですが、作品の大勢に影響は無いので、映画としてはこれは良いのでしょう。


その四

「政府などが権力の象徴(悪役)として登場する映画」

たとえば『エイリアン2』のワンシーン

自分だけ助かろうとしてドアを閉ざしたが、ドアの向こうにはエイリアンが・・・

こういう演出って結構多いですね

ハラハラドキドキさせておいて、結局悪役がやられて観客の溜飲を下げる、というのが製作者の意図と考えて良いのですかね?
コブシを握り締めて「早く、早くー」って盛り上がっている人もおりますが、私はこのパターンは苦手。

ハラハラではなく、どーしてもイライラしてしまうので・・・

こんな演出をしなくても、エイリアンとの攻防だけで十分盛り上がるのに、っていつも感じてしまいます。


その五

「一人の馬鹿のために危機に陥るパターンの作品」

これも私にとってイライラのパターンです。

宇宙家族ロビンソンなど「こいつさえいなければ(怒)」って、それではドラマが成立しませんけどね(笑)


あと『アイアン・ジャイアント』
ちょっと子供向けと感じますけど、素直に感動できる作品。特にエンディングはこれまで見た作品の中でもベストの一つ。
でも、登場する政府の職員? あの偉そうな男には終始イライラしっぱなしで、それが原因でおそらく二度と見る事は無いと思われ・・・


その六

「アクションがメインの映画」

えーと、アクション映画全般が苦手というわけではなく、これはちょっとニュアンスが伝わりにくいのですが・・・

アクションがメインだけど、それだと映画として成立しないのでドラマ部分を付け足してみました、と感じる作品とか

あるいは

原作の持ち味を殺して、アクションに仕上げてしまった作品とか(まぁ、それはそれでよかったりもするんですけど)

あとは

どんな危機が迫ろうとも、主人公は大丈夫だよなぁ、と感じてしまう作品など、ですかね。

スピルバークの『宇宙戦争』などは、敵の弾がわざとトム・クルーズを避けているようにしか見えなかったのもです。これも、映画そのものは楽しんだのですが、そう感じてしまった時点で、今ひとつその作品に乗れなくなってしまうという・・・


次は苦手というよりも、ちょっと腹の立つ事

その一

「悪いやつが勝ち逃げする映画」

とは言ってもレクター博士の事ではありません。

『ユージュアル・サスペクツ』や『真実の行方』『白いドレスの女』などのサスペンスも違います。
あーやられた、って悪役に感服してしまうような作品や、単純に後味が悪い作品の事を言っているのではなく・・・

殺されて当然のような小ずるい脇役の一人が生き残って、「え?そんなのあり?」って唖然としてしまう結末の作品が実際にありまして

何度かこういった結末の作品に遭遇しましたが、タイトルは忘れてしまいました。
短編なら何でもアリだけど、長編でこれをやられるとちょっと・・・


そのニ

「パッケージの解説と内容がまるっきり違う作品」

5IVE[ファイブ](2002)


ソウ(2004)を思わせるパッケージと解説からは、シチュエーションホラーとしか思えないのですが、地震でエレベーターに閉じこめられた四人の男女を描いた人間ドラマともいえる作品でした・・・

あ、これは映画そのものが悪いわけではなく・・・

騙してDVDを買わせてしまおう、という意図があるとしか思えない販売側(日本の会社という事ですね)に無性に腹が立つ場合がある、という事です。

中にはかなり悪質なものもあり・・・
『MIB メン・イン・バカ』(2008)


この映画の原題は“SOUNDS”
ジャケットと内容は全く無関係、パロディーでもないし・・・
本気で「時間の無駄」と思った数少ない作品の一つですが、あまりに腹立たしかったので、作品そのものの内容はすっかり忘れてしまいました。

これと比べたら、昔の映画のポスターではお馴染みの「実際には登場しない水着の美女を描く」「登場するモンスターの造形が大げさ」などといった行為など可愛いものです。

その三

「続編」

当然ながら、全ての続編のことではなく

一作目より面白くないのは当然だし、それはもう仕方の無い事なのですが・・・

「一作目の結末はいったい何だったの?」

といった作りになっている作品には腹が立つ事もあります。

大好きで何度も繰り返し見た『パイレーツ・オブ・カリビアン』などは、ストーリー、音楽、役者さん、アクション、すべてのレベルが高く、さらには結末も大好き。大衆娯楽とはこうあるべきだ! とも思えるほど私の中では評価の高い作品なのですが・・・

二作目のオープニングで「え? そんな・・・」と思い

三作目の結末で「ちょっと、それはないだろう」と

これも作品そのものは楽しんだのですけどね・・・

特に、一作目のヒットを受けて作られた続編ってろくな物が無いといった印象です。例外も多くありますけど。

というわけで

思いついた事をあれこれと書いてみたのですが・・・

うーん、膨大な量の映画から考えるとほんの一部なんですけど、こうしてみてみると苦手な事って結構あるんですね。

なんだか、自分がクレーマーにでもなったような気分です(苦笑)

それにしても、普段忙しいのにたまたま休みが続くと暇だこと・・・

スタンリー・キューブリック監督のこと


よく、○○が選ぶベスト映画とか、歴代映画ベストテンといったような企画がありますが、そんな時、SF部門で必ず一位に選ばれるのが『2001年宇宙の旅』(1968)ですね。

「何でアレがいつも一位なの?全然面白くないじゃん!」

と、どうしても納得いかない様子の友人が私の周りには何人も・・・

で、私はいつも

「あー、あれは面白いかどうかよりも、ベストと呼ぶのに相応しいかどうかが基準なんじゃないの? 実際いい映画でしょ。」

と、大体こういったやり取りになります。

でも、たいがい

「あれ、眠くならねぇ?」って

・・・(;´Д`)

そんなわけで、周りにいる人間と書籍などで見る評価のギャップが気になったので、キューブリック作品をあれこれと検索し、他人のレビューなどを読んでみたところ・・・

キューブリック監督って驚くほど評判が良いのですね。みんなキューブリックが好きなんだなぁ、と。

ただ

レビューの文章中にやたらと「キューブリック」という言葉(名前)が出てくる事にはちょっと違和感を感じましたけど。

キューブリックらしい、キューブリックのセンスが、作風が、演出が、手腕が・・・

と、キューブリックを意識しすぎている印象。

確かにキューブリックの作品が大好きなんだろうけど、それ以上にキューブリックの作品を評価している自分が好きなのかなぁ、と感じる人もチラホラと。

さて、

こんなブログの管理人である私がキューブリック作品をどう思っているのか、といいますと・・・

えーと、たくさんあるキューブリック監督作品の中から、SFあるいはホラーに分類できる作品に限定して、短い感想でも

まずは

『博士の異常な愛情』(1964)


普通に面白かった、といった程度。
コメディと知らずに見たせいか、どこかチグハグな印象。3回ほど吹き出しましたけど。
ブラックユーモアとやらにも、私のセンスではほとんどついていけず。
登場人物のやり取り、言葉遣いにはイライラ・・・
この作品、映画史に残る極上のコメディだそうです。

『2001年宇宙の旅』(1968)


ちょっと長すぎる印象ですが、ほぼ完璧。果たしてどこまでがキューブリックの手腕によるものなのか?

えーと、この作品より面白いと感じる映画っていっぱいあるのですが・・・

SF映画史上最も優れた作品、不朽の名作と呼べる作品は?

みたいな質問をされたら、やっぱりこれを選んでしまうかも。

色々な意味で、SF映画史上のベストと呼ぶに相応しい作品であると思います。品格とかも含めて、ですね・・・

大ヒットした娯楽作品などが一位になる筈もないので、私はこれで一応は納得しております。

『時計じかけのオレンジ』(1971)


昔、雑誌の対談で、SF作家を含む著名人がキューブリックについて語り合うという企画があったのですが、誰一人としてこの作品を褒めている人がいなかったのが印象的でした。

「キューブリックでも失敗作は作るんだよね。」

と、完全に失敗作扱い。

ところが、

現在、ほとんどの人がこの作品を絶賛しているのには心底びっくりしました。みんな本気で言ってるのですかね?

私は三回見てますが、つまらなくは無い、といった程度。

キューブリックの作品でなかったら「異色作」止まりのような気がしてならないのですが・・・

『シャイニング』(1980)


この作品、何かの本で最も怖いホラー映画の第一位に選ばれていました。
私もかなり楽しんで見ましたが、そこまで凄い作品かなぁ?といった印象。

名演、怪演と評判のジャック・ニコルソンですが、私には最初から頭が狂っているようにしか見えなかったもので・・・

平凡な人間が次第に狂気に取り付かれていく様子が描かれていればもっと怖かったのでは? と思ったわけです。それとも、この映画はこれで良いのでしょうか?

最初は狂人の素振りを見せず、本性が明らかになった時に「そういえば、どこか変だったなぁ」と感じさせる、という意味では『サイコ』(1960)のアンソニー・パーキンスの演技は絶品でした。

というわけで

全体的な感想としては、『2001年』は別格。他はどれも面白いし、楽しめるけど、評判ほど凄い作品だとは思わなかった、といったところ。あまり映画を深読みしない私には難しいのかも?

キューブリックを神と崇める人には怒られそうな事をいっぱい書いてしまいましたけど・・・

あ、そういえば

「見る人を選ぶ映画」なんて言っている人がいましたね。

なんて傲慢な言い草、と最初は思ったのですが、そんなのは全ての作品に言える事だと思うのですけど?

私は「キューブリック作品」には選ばれなかった人間ですが、少なくとも「ハリーハウゼン作品」には選ばれたようなので・・・

それで十分に満足しております(`・ω・´)

ミステリー映画の結末のこと


昨日ようやくアカウント停止が解除されました。

データ転送量が規約を超過した事によるアカウント停止。

もうこれで何回目になるのか、2ちゃんねるにリンクされた特定の記事や画像に、1時間あたり数千ものアクセスが集中した事が原因だとか。

2ちゃんねる恐るべし・・・

と、ゆーわけで、仕事が忙しいので今回はただの雑談。次回の更新は6月10日以降の予定です。

2ちゃんねるとえいば

私は掲示板というものが好きではないので、2ちゃんねるに限らず、ほとんど掲示板というものを見た事がありません。

何かのきっかけで目にする事があっても、例外なく気分が悪くなるので・・・

映画サイトのレビューなどもまたしかり。

ネタバレもあるので、当然の事ながら鑑賞前に他人のレビューを見る事はないのですが、大好きなジャンルであるミステリーなどの場合、鑑賞後に評価が気になった時には見る事もあります。

書き込む事は絶対に無いですけど・・・

で、いつも思う事といえば

まぁ、批判するだけなら簡単だよなぁ、と。

私の場合

「代替案が無いのなら、批判や反対はしない」

という事をなるべく心がけるようにしております。私生活も含めて、です。

だから、やたらと批判的な事を書いている人を見ると

「それでは、あなたの認めるお勧めの作品は何?」

「皆が納得するような名作を挙げて下さいませんか?」

って問いかけたくなります。

絶対に書き込みませんけどね(笑)

ほとんど全ての作品で批判的なコメントばかりしている人って、いったい何がしたいんですかね?

ミステリーのオチに対しての批判というのも多く見られますね。

えーと

これから書く文章はネタバレを含みます

以前『シャッター・アイランド』(2009)という作品を見た時の事。私は十分に楽しんだのですが、ちょっと気になった事があったので、映画サイトのレビューをのぞいて見ると・・・

やはり、というか、このオチに関して批判的な意見が多数ありました。

『シックスセンス』とか『アイデンティティー』など、この手の作品はいっぱいあるので、いまさらこんなオチは駄目、とのご意見も

どれも全く違う作品なのに・・・

まぁ、気持ちは分からなくもないですけどね。

でも

一人の小説家が同じようなオチを書いたら批判されるのも当然でしょうが、これは映画なんだから・・・

その結末に至るまでのプロセスを楽しめないものなのでしょうか?

オチだけで映画を評価する人の多いこと。

そもそも『シックスセンス』のオチだって昔からあるパターンなのですけど、元ネタがあると分かったら評価を変えるんですかね?

ただ、ミステリー映画(小説)の評価が大変難しいのも確かですね。

本当に面白かった、と感じるのは、最後のオチで見事に騙された時。トリックを見抜いてしまった場合はちょっと微妙?

「謎解きミステリーは映画には向かない」と言ったのはヒッチコックでしたっけ?

途中でトリックに気が付こうがオチが分かっていようが、何度見ても面白い作品が(その人にとって)本当の名作。

私にとっての名作は、山ほどありますけど、とりあえず一作だけ挙げるとすれば・・・

ビリー・ワイルダー監督作品の『情婦』(1957)などがよろしいかと。


アガサ・クリスティーの作品で、原作よりも面白いと感じたのはこの作品のみ。
オチは原作をもう一捻りしたものになっていて、最後の弁護士さんのセリフも感動もの。

この作品の何が凄いかと言うと

オチ(犯人)が分かっていながら、何度見ても騙されそうになってしまうところ(笑)

これは私の頭が悪いというよりも、脚本が良いのと役者さんたちの演技によるところが大きな理由である、と思いたいです・・・

吹き替え版で見る映画


というわけで

先日、会社の副社長(女性)との会話中、たまたま映画の話題になりました。

副社長曰く「私は映画は絶対に吹き替えで見る」との事

( ̄o ̄)

昔からの習慣であると同時に「字幕を追うのが面倒くさい」という事らしいのです。

これまであまり深く考えた事も無かったのですが、吹き替え版って子供が見るためのものだと思っていました。漠然とですけど。
私の周りに吹き替えで見るいう人がいなかったもので・・・

私の場合、ビデオそのものが吹き替え版でもない限りは、ほとんど字幕で鑑賞します。

「吹き替えで見る」という話を聞くと

俳優さん、女優さんの本当の声を聞きたくないの?

もう、本人の演技では無いし、違和感を感じないの?

って思ってしまいます。

特にドスの利いたセリフとかを、たまたま吹き替えで目撃したりすると吹き出してしまいます。

さらに

良く知っている俳優さんが、別の声で日本語を話しているのを見ると、殆どの場合ツボに入ってしまい大爆笑してしまうという・・・

やっぱり、吹き替えってちょっと苦手(^^;)

しかし

こんな私でも、これだけは吹き替え版で見る、あるいは、吹き替え版でも違和感無し、という作品もあります。

『刑事コロンボ』とか・・・

ピーター・フォークの演技を理解するには、絶対に字幕の方が良いのですが、コロンボだけは本人の声では無理。

日本の声優さんとセットで「コロンボ」

SF作品では『タイムトンネル』『アウターリミッツ』などの連続ドラマも、字幕と吹き替えのどちらでも大丈夫。

吹き替えが苦手とは言っても、特に役者さんに思い入れが無く、キャラに合った違和感の無い吹き替えならばOKという事ですかね。

あとは、やはり子供の頃に見た吹き替え版の印象が強ければ、そっちの方が良いのかと・・・

『奥様は魔女』とか、ですね。

もちろん、吹き替えならではの良さもありますけどね。特に映画館などで、画面に集中できるという事は明らかな利点だし。

ところで、私の場合

これはある意味、告白というかカミングアウトですが・・・

子供の頃にテレビで見たSF映画って、全て吹き替え版だったはずですが、役者さんの声やセリフってほとんど記憶にないのです。

いや、子供の頃どころか、高校生くらいまでは全て吹き替えで見ていたハズ!

にも関わらず、映像や劇中の効果音などは鮮明に覚えていても、セリフが全く思い出せない・・・

(; ̄_ ̄)

後から見た字幕版によって記憶が塗り替えられたのか? それとも単に記憶力が相当悪いのか?さらには、アニメをほとんど見ず、声優さんに興味が無いという事も影響しているのか・・・?

あ、記憶力といえば

私の場合、二歳からの記憶があります。三歳の時の母親との会話も覚えているし、幼稚園の時の友人との会話などかなりリアルに思い出せます。

やっぱり、後にみた字幕版のせいかなぁ?

いや、一度見ただけの作品でもやっぱり思い出せない(苦笑)

自分でも不思議に思っていたので、吹き替え版を覚えている映画ってないかなぁ? と記憶を辿ってみて思いついたのが

『シンドバッド虎の目大冒険』(1977)のゼノビアの声


「ミナトン、ミナトォーン」

これ最初に字幕版を見た時、「あ、日本の声優さんとソックリ!」って思ったのを覚えています。

これが、ほとんど唯一の例外で、あとは何も思い出せない

・・・o(;-_-;)o

吹き替え版を見れば、逆に日本語の記憶が蘇るのかも?

スティングレイ社のDVD買ってみようかなぁ・・・

あ、もう一つ思い出しました!

『猿の惑星』のチャールトン・ヘストンの吹き替え。


レトロSF関連のDVD


最近、仕事の影響でブログの更新ペースがかなり遅くなっているので、特定の作品以外でも何か書いてみようかなぁ・・・

などと、思いつき

最低でも週1〜2回の更新を目指して新カテゴリーを設置!

カテゴリー名は「その他」

「その他」といってもあくまでも特撮、ミステリー関連の事を中心に、比較的どうでもいい事を・・・

まず最初は、最近日本でもレトロSF関連のDVDがずいぶんと発売されてます、といった話でも

ちなみに私の映像の入手経路は

販売、レンタルされていない作品は、専門店で輸入DVDや輸入ビデオを購入(これがかなりの数を占めています)。特定のサイトでお金を払ってダウンロードし、ファイルとして存在しているものなどもあります。

それ以外では

マニアの友人から譲り受けた出所不明のもの(ウルトラセブンの欠番などもこれ)や、昔テレビで放送されていたものを資料映像として、ネットで販売している会社から購入したものなど(これっていいのですかね?)。

DVD化は無いだろうなぁ、と思いながらブログに書いた作品や、これから書こうと思っていた作品が次々と販売されているのには驚かされます。

たとえばココ

スティングレイ社「allcinema SELECTION」

懐かしい『アトランティス7つの海底都市』『地底王国』や、あの名作『決死圏SOS宇宙船』が販売されています。これからに期待!

アマゾン・ランコーポレーション

アマゾンだから色々なメーカーのまとめみたいなものですかね?
『地球最後の日』『偉大なるトボー』『ロボット大襲来』『大海獣ビヒモス』『火星超特急』『金星人地球を征服』など
ここでは名作からB級作品まで、いかにもSFファンの琴線に触れそうな作品多し。

オルスタックピクチャーズの洋画コーナー

『4Dマン』『惑星アドベンチャー スペース・モンスター襲来!』『紀元前百万年』『最後の海底巨獣』『燃える大陸』『月世界征服』などの微妙な作品が・・・
特にSFに力を入れているわけではなさそうですが、ここの会社の作品はほとんどレンタルも可能。

WHDジャパン公式カルトDVD販売サイト

私のブログの『謎の空飛ぶ円盤』がトラックバックされていたので、何事かと思いリンク先へ行ってみると・・・

絶対に無いと思っていた『謎の空飛ぶ円盤』のDVDがここで販売されているという事が判明。

『ロボット・モンスター』や『金星怪人ゾンター』など、まさかこんなものが、と思える作品が多いです。
ビデオの時代にも販売されず、輸入DVDに頼るしかなかった作品が字幕付きで見られるのはちょっと嬉しい。

ホームページの一部をブログ化してからまだ4年程度ですが、上に挙げた作品のほとんどがまだ販売されていなかったのでは? と思います。

でも、海外と比べてしまうと本当にまだまだですね。

DVD化して欲しい作品って他にいっぱいあるんですけど・・・

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