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The Puppetoon Movie/パペトゥーン・ムービー

ブログ再開

私たちの印刷業界は年末に仕事が忙しくなるにも関わらず、この時期に、であります。

というわけで

復活第一弾は、HPでも取り上げてますが、久々に観賞したジョージ・パルの『The Puppetoon Movie』 (1987)

クローキーのガンビー君が、ジョージ・パルの初期短編集を紹介するという趣向のDVDで、1930年〜40年代制作された人形アニメーション(パペトゥーン)が多数見られる作品です。

「パペトゥーン」というのは聞きなれない用語なので、いちおう説明しておきますと

「パペット」(立体人形)と「カートゥーン」(アニメ映画)を合わせた造語。ジョージ・パルが自分の作品を呼ぶのに使った名称で、ハリーハウゼンの「ダイナメーション」と同様に、ジョージ・パルが手掛けて初めて仕様されるべき言葉というわけです。

次に今更ですが「ストップモーション」との違いについて

同じ人形アニメでありながら、「アーマチュア」と呼ばれる骨格の入った一体の人形を少しずつ動かして撮影するストップモーションに対し「パペトゥーン」は、あらかじめポーズを作っておいた人形やそのパーツを必要な数だけ用意して、それらのパーツを入れ替えながら1コマずつ置き換えて撮影する、というもの。

1作につき数百から数千体ものパーツがあるのだとか・・・


ストップモーションが「いかにリアルに見せるか」を追及したのに対し、あくまでアニメとして見せようとしているのがわかります。

画面の中で縦横無尽に歌って踊る人形達。木彫りの人形がゴムのように変形したり、踏み潰された登場人物が風船のように膨らんで元の姿にもどったり、といったストップモーションでは不可能なカートゥーンチックな映像は必見。

さすがに時間をかけて撮影されただけの事はあります。

おなじコマ撮りでも大分テイストが違うので、ストップモーションが好きでもこのパペトゥーンは好きではない、という人がいても不思議ではありません。


素朴で優しげな映像です。いわゆる牧歌的とでもいいましょうか。でも、多くの人は「古臭い」とか「時代遅れ」といった感想を抱くのかもしれませんね。今となってはこういった映像を楽しめる人って少ないんだろうなぁ、と感じます。

個人的には、何故かサイレント映画の匂いすら感じてしまったという・・・

この頃の作品のスタッフに、オブライエンやハリーハウゼンがいたのも有名な話。

大変な手間とコストがかかるためほとんど使われなくなった技術であるとの事ですが、後の『親指トム』(1958)や『不思議な世界の物語』(1962)などでは効果的に使われていました。

ティム・バートンの長編アニメなどを見ていると、一部で同じような手法を使っているように見えますね。

ところで

制作された時代が30年代から40年代という事もあり、実はかなり風刺がちりばめられていると思われるのですが、例によって私はそんな事には無感心(笑)

登場キャラにやたらと黒人が多いののも何か意味があるのでしょうか・・・?

そういえば

自分が子供の頃って、ハリーハウゼンやパル作品以外にもストップモーションの映像ってかなり頻繁にテレビで放送されていた印象があります。

クリスマスのお話で、少女が煙とともにモンスターに変わる映像など目に焼き付いているのですが、その作品が何だったのか、今となっては知る由もありません・・・

このDVDは日本では未発売の輸入版でなのですが、英語が堪能でなくとも十分に楽しめるものとなっています。

ボブ・ベイカー(『巨大アメーバの惑星』のコウモリグモや『未知との遭遇』のエイリアンをなどを作成し、動かしていたことで有名な人です)のインタビューも収録されるなど、見どころもたくさん。


これは英語が聞き取れないと厳しい(苦笑)

様々なキャラクターが登場する『The Puppetoon Movie』ですが、一番の発見は、特典映像の「The ship of the Ether」でアンパンマンによく似たキャラクターを見つけた事。


あまり意味ないですけど・・・
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