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おかしなおかしな石器人

1981年に製作された『おかしなおかしな石器人』は原始人と恐竜が共存している原始時代を舞台にしたコメディ。

主演は元ビートルズのリンゴ・スター。リンゴ・スターとこの作品で意気投合し、私生活では結婚したバーバラ・バック、シェリー・ロング、デニス・クエイド、『グーニーズ』では頭の弱い大男を演じていたジョン・マツザクなど、結構豪華なメンバーが出演しています。

ストーリーは・・・どうでもいいです。原始時代を舞台にした映画って、似たり寄ったりで面白いと思った事ないんですよねぇ・・・

1981年といえば、『タイタンの戦い』を最後にハリーハウゼンが引退した年。ストップモーション・アニメを多用して恐竜を作り出した作品はおそらくこれが最後でしょう。

というわけで、この映画の見所は、ストップモーションで動かされた恐竜たち。コメディなのでおかしな造型の恐竜ばかりが登場します。

この作品のイフェクツ担当はジム・ダンフォース。プロデューサーがダンフォースの『恐竜時代』(1969)を気に入っていたために全権を任される事になりました。
恐竜たちをデザインし、太ったティラノサウルスや角トカゲなどの彫刻もこなしていたのですが、結局プロデューサーと揉めて途中降板、と言うよりも、降ろされてしまったらしいのです。そんなわけで、クレジットにジム・ダンフォースの名前はありません。
降板したダンフォースは、その後『タイタンの戦い』に参加。ペガサスやディオスキロをアニメートしています。

ダンフォースに代わってイフェクツを任されたのはデヴィッド・アレン。この映画で実際に恐竜をアニメートしたのは、アレンや後にデジタル・アニメーターに転身するランディ・クックらでした。

下の写真は、角トカゲと呼ばれる緑色の恐竜ですが、もちろんこんな恐竜は実際には存在しません。


これは良く知られた話なのですが、監督のカール・ゴットリーブはトリケラトプスを出そうと思っていたそうです。しかし、名前が分からずに「角の生えたトカゲ」と言ったために、そのまんま角の生えたトカゲがデザインされ、採用されてしまった、というのが真相のようです。

この作品のストップモーションの出来栄えは素晴らしく、合成や実写との切り替えのシーンなどの滑らかさは見事なものだと思います。デヴィッド・アレンは本当に細かいテクニック使うなぁ、という印象。ラリったティラノサウルスの演技などは絶品です。

ただ、私の目にはどうしてもソフビの人形に見えてしまうのですが・・・何か軽いなぁ、と言うか、生命が吹き込まれているという感じがしないのは私だけ?

いずれにしても、ハリーハウゼン作品とは違った魅力のあるストップモーションを堪能する事ができるこの作品、モデル・アニメのファンには忘れる事のできない作品の一つです。
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