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キング・コング(1933年版)

監督はメリアン・C・クーパー、ウィリス・H・オブライエンが特撮、ストップモーションを担当した『キング・コング』は、もはや何の説明も要らないほど有名な作品。

そんな理由から私のブログでもあえて取り上げなかった作品なのですが、先日久しぶりに鑑賞しまして・・・

いやぁー、やっぱり面白い。

特撮映画の原点ともいえる記念碑的な作品なのですが、それだけではなく現在見ても十分にたのしめる傑作です。

1933の製作という事を考えると驚異的な映像ですね、これは本当に凄い!!

南海の孤島にそびえ立つ城壁、独特のジャングルの雰囲気、コングや恐竜の出てくるタイミング、映画全体のテンポなど、どれをとってもパーフェクト。音楽も含めて文句のつけようが無いほど良く出来ています。

古さを感じるとすれば、ちょっとギクシャクしすぎのストップモーションくらいのもの。それでも、当時の人は相当びっくりしたことでしょう。モンスターを撮影するカメラのアングルが良いので、ド迫力の映像に仕上がっています。城壁を破って外に出るシーン(一番上の写真がそれ)などは本当にシビれました。


こうして書いていても、当たり前すぎる褒め言葉しか出てきませんので、個人的にお勧めのシーンでも。

コングとティラノサウルスの対決は、ボクシングの経験者でもあり、レスリングなどの格闘技が好きだったオブライエンが、その要素を取り入れる事によって生まれた名シーンです。
コングの動きがボクシングのフットワークのようで面白い。そればかりか、恐竜に対して「片足タックルで倒す」、「背負い投げで投げ飛ばす」、「バックに回って背中に飛び乗って首を絞める」などの戦い方はまるで現在の総合格闘技。モンスター同士の肉弾戦とは思えないようなシーンが続出します。

あと面白いのは、コングの毛並みが風でなびいているように見える事。
これはコングの体毛がウサギの毛皮で出来ていて、ストップモーションの撮影中にモデルを掴むたびに指の跡が残ってしまった、というのがその理由。
これはどのシーンでも確認できますが、ラストのエンパイア・ステート・ビルのシーンが一番分かりやすいかも知れません。災い転じて、というか本当に風で毛が逆立っているように見えて面白い効果になっています。

そういえば、ハリーハウゼンは自身の作品では指の跡が残らないように細心の注意を払い、なるべくカメラの反対側からモデルを動かしたそうです。

もう一つ、

オブライエンの作品にしては珍しくモンスターが「演技」をしている事。ラスト・シーンのコングの表情が切ない。

当時の最新技術を導入して製作された『キング・コング』はRKOを倒産から救い、映画史上最も有名なモンスター、コングを生み出し、レイ・ハリーハウゼンが映画界に入るきっかけを作りました。
この作品が特撮映画に与えた影響は計り知れません、そして続編『コングの復讐』が製作されることになるのですが・・・この問題作については気が向いたら、書いて・・・みようかなぁ、と

他に思った事

ヒロインのフェイ・レイ、絶叫シーンが多いなぁ、絶叫専門の声優さんの吹き替えだと思っていたら、本人の声だそうです。

どうして、オブライエンってモンスターの顔のアップをやたらと挿入するのかなぁ? ストップモーション用のモデルと造型が違いすぎて違和感あるんですけど・・・


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