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「ぷち閉鎖」とお勧めのミステリー

えー、久しぶりの更新ですが

まだしばらくの間、「ぷち閉鎖」状態は続きそうです・・・

せめて週一回くらいは何か書きたいものですが、シャレにならないほど忙しいので、今回も雑談。

映画の魅力って色々あると思いますが・・・

えーと、アカデミーなどの賞を考えてみると分かりやすいかもしれません。

ストーリー、脚本、演出の出来が良い。俳優さんの演技に脱帽、または単純に出演している俳優さんのファンである。音楽が素晴らしい。さらには美術や衣装、セットなどのデザインが秀逸。SF作品であれば特撮の出来など。

で、明らかにこれらのどれにも当てはまらないし、誉めるのが難しいような映画。名作には程遠い出来でとても他人にはお勧めできない、と分かっていても何故かツボにはまってしまい何度も繰り返し見てしまう映画ってありますよね?

私の場合、最近のSF作品から一つだけ例を挙げると、

レイ・ブラッドベリ原作、ピーター・ハイアムズ監督の『サウンド・オブ・サンダー』(2004)がそれ

自分でも不思議なくらい何度みても飽きない作品なんですけど・・・、何が面白いんだろう、これ?

一つだけ思い当たる事があるのですが・・・

私が映画を見る理由の8割くらいは

「現実逃避できる」

という事。

人によって程度の差があるにしても、「現実逃避できる」というのは映画の魅力の一つでしょう?

えーと

つまらないので、いきなり話は変わり

前回に続いて大好きなミステリー映画の話でもひとつ。

ミステリーはネタばれがご法度なので、非常に書きにくいのですが、そーいった部分とは全く無関係なところに位置する(と思われる)お勧め作品がこれ!


『名探偵登場』(1976)

霧の立ちこめる屋敷に招待された五人の名探偵。招待主であるライオネル・トウェインは屋敷の出入り口や窓を全てロックし、全員を閉じ込めて宣言する。
「今夜12時、今この席にいる誰かが殺される。そして殺人犯もこの中の誰かだ。この謎を解いた者には100万ドル進呈しよう。」
完全な密室で迎えた午前零時。その時死体となって現れたのは・・・

何度見ても感心してしまうほどよく練り上げられた脚本。豪華な俳優陣。いかにもミステリー然とした美術と音楽。

三拍子も四拍子も揃ったミステリー映画の傑作・・・、と思うのですが、古いミステリー映画や小説などの知識があまり無い人が見た場合にはどうなのでしょうか?

何しろこの作品は、それらの古い作品のパロディがてんこ盛りのコメディなので・・・

五人の名探偵とはアガサ・クリスティー作品のエルキュール・ポワロとミス・マープル、「影なき男」のニック&ノラ、マルタの鷹のサム・スペード、中国人探偵のチャリー・チャンの五組をパロディ化したもの。

演じる俳優さんの個性とオリジナルのキャラのマッチングが絶妙で・・・

サム・スペードを演じているのは『刑事コロンボ』で有名なピーター・フォーク


サム・スペードといえばハンフリー・ボガードですが、ピーター・フォークも上手いなぁ、おとぼけコロンボとは正反対のハードボイルドを演じているのが面白い。

チャリー・チャン役はクルーゾー警部のイメージが強いピーター・セラーズ。


「影なき男」のニック&ノラはデヴィッド・ニーヴンとマギー・スミス


けっこうオリジナルの雰囲気あるんじゃあないですか、これ? マギー・スミス綺麗でしたね。

エルキュール・ポワロ役はジェームズ・ココ


ポワロ・・・微妙ですが、遠くもない感じ。オリジナルのイメージに最も近いのはやっぱりデヴィッド・スーシェですかね?

ミス・マープルはエルザ・ランチェスター(中央です)


これは・・・

ちょっと違うような?

SFファンにとっては『フランケンシュタインの花嫁』(1935)のイメージが強いのではないでしょうか。ミステリーでは『情婦』(1957)の看護婦さん役もやってましたね。ずいぶん太ったけど、目は昔のままで若々しい。

ポワロとマープルの後ろにいるのが盲目の執事役のアレック・ギネス

この作品の直後に『スター・ウォーズ』(1977)のオビ=ワン・ケノービを演じるわけですが、最初に見た時は本当に驚きました。同じ人だって分からなかったですから。『戦場にかける橋』(1957)のイメージが・・・

見逃せないのがポワロの運転手を演じているジェームズ・クロムウェル


ジェームズ・クロムウェルはこの作品がデビュー作。若いなぁ、でも特徴のある顔はそのまんまですね。
この人色々な映画でよく顔を見ますが、何が有名なんでしょう? 『ベイブ』(1995)のじーさん? 個人的には『L.A.コンフィデンシャル』(1997)のダドリー・スミス役も印象的だったし、SF作品では『アイ,ロボット』(2004)のラニング博士なども演じていましたね。

これらの個性的な俳優に混じって出演している小説家のトルーマン・カポーティ(招待主/ライオネル・トウェイン役)も俳優さんたちに負けないほどの存在感!


登場人物に一切の無駄なく、脇役も含めて全てが上手く生かされているのは本当に驚かされます。脚本家ニール・サイモンの力量か。全てが上手くハマッた印象の映画です。

ミステリー・ファンならば思わずニヤリとしてしまうような台詞や仕掛けも多く、見ていて最後まで飽きる事がありません。皆がそれぞれの役柄を楽しんで演じているのが伝わってくるようで、本当に楽しい。

名優たちによる演技合戦(推理合戦)は必見!

そしてラストには、たたみかえるような大どんでんがえしの連発! コメディならこういうのもアリかも?


しかし、何よりも衝撃だったのが、謎解きの場面でのアレック・ギネス!

まさかあのお方が、そんなことを・・・

結末よりこっちの方がびっくりしましたよ、私は。
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