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続・禁断の惑星/宇宙への冒険

今回は名作『禁断の惑星』(1956)の続編『続・禁断の惑星/宇宙への冒険』(1957)

ロビー・ザ・ロボットがその後に出演した映画、としてのみ語られる事が多い作品です。

そういえば、禁断の惑星のリメイクの話はどうなったのでしょうか?

えーと

映画の舞台は、とある軍の研究施設。
地下9階に設置された巨大な軍事用コンピュータが自我を持ち始め、手始めに科学者の子供ティミーを洗脳し、解体されていたロビー・ザ・ロボットを組み立てさせる。
ロビーを配下に加えたコンピュータはティミーを人質にし、人工衛星を乗っ取り、世界を支配しようと企てる・・・

といった話なのですが

まずこの作品の舞台は未来ではなく「現代」

で、何故ロビーが20世紀にいるのか、というと

タイムマシンを完成させた科学者が、23世紀からロビーを現代につれて帰ってきたそうです・・・


あからさまに二匹目のドジョウ狙いであるこの映画

それでは、作品の出来はどうなのか、というと

うーん・・・

この作品を見て最初に頭に浮かんだのは、子供だましという言葉。

ロビー・ザ・ロボットの人気にあやかって

となると、やっぱりこの程度の映画になってしまうものなのかなぁ、と

この時代に本格的に「意思を持ったコンピューターの叛乱」を描いているのは他に類を見ないので、それだけでも凄い事なのですが・・・

前にも書きましたけど、1957年といえばスプートニクが打ち上げられた年ですね。

自我に目覚めたコンピューターと人工衛星を結びつけるというアイデアや設定は悪くないけど、演出と脚本がそうとう悪いんだろうなぁ、といった印象。名作になれる要素を持った作品だっただけにちょっと残念。

鑑賞していて感じる違和感、違和感、違和感・・・

これがこの映画の特徴といってもいいほど

たとえば

ロビー・ザ・ロボットという明確な証拠があるにも関わらず、未来旅行を信じない人々

23世紀からやってきたロボットを研究もぜすにほったらかしの科学者たち

そのロビーよりも現代のコンピューターの方がはるかに優れているという設定

ロビーが動き出しても全く興味を示さない科学者や軍人たち

ティミーの母親に至っては

「さっさと出て行きなさい、シッシッ!」

理解不能なシュールなコントでも見させられているような気分になります。

コンピューターとの接触により何故か天才少年となるティミー

天才になった子供に驚きもしない父親

ロビーが作った飲み薬で透明になるティミー少年

それでも

「まぁ、そのうち元に戻るだろう」と言いながら、奥様とベッドで戯れる呑気な父親

などなど

登場人物全員の頭がおかしいとしか思えないほどの酷い脚本・・・

さらに

次なる犠牲者に忍び寄る影

アンテナがクルクルと回転してるんですけど・・・

こういった演出も、愛嬌たっぷりのロビー君ではまるで迫力に欠けます。


そういえばこのティミー少年役のリチャード・エヤー

『シンバッド七回目の航海』(1958)で、妙に気の抜けたランプの精を演じていた子でした。


さて、悪の手先となったロビー君ですが

映画のラストでは、ロビー君が鉄人28号的な存在(良いも悪いもリモコン次第)から、鉄腕アトム的な心を持ったロボットに変化するシーンが描かれています。

無理やりロビー君をヒーローに仕立て上げ、少年との心の交流を描いたという、なんとも他愛ない作品でありました・・・

この映画で嬉しかった事!

それは映画の冒頭

タイムマシンで23世紀から戻った科学者の研究室の壁に『禁断の惑星』のクルーたちの絵が飾ってあった事。


その後、無事地球へと帰還できたんだなぁ、と

でも、よく未来の人がロビーをすんなりと渡したものですね。

実はこれがこの映画で最初に感じた違和感だったのですけど・・・
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