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SF最後の巨人

『SF最後の巨人』(1975)

この映画は、当時としては珍しい、今となっては珍しくもなんとも無い、荒廃した近未来を描いた作品です。最後の楽園を目指す、みたいな。

なんだか内容が誤解されそうな邦題ですけど・・・

舞台は疫病により死滅への道をだどる2012年のニューヨーク。人々はそれぞれ小さなコミューンを作り、わずかな食料を巡り争っていた。
暴力的なキャロットをリーダーとしたグループに悩まされるバロン(平和を望むグループのリーダー)は、この町に流れ着いたカーソン(ユル・ブリンナー)を用心棒に雇い、戦いに備える。
家族が待つノースカロライナ沖の安全な島へ行く途中だというカーソンの話を聞いたバロンは、妊娠中の自分の娘と汚染された土地でも育つ野菜の種子をカーソンに託し、地下道から二人を脱出させようと試みるが・・・

というわけで

この手の作品が大好きな私ですが、この作品に特に思い入れは無く、嫌いではないといった程度で、後の『マッドマックス』などの方がよっぽど好き。

私はこの映画を子供の頃にテレビで見たのですが、おそらく私がユル・ブリンナーという役者さんを最初に見たのがこの作品。

その時は格好いいとは思わなかったですね・・・

子供の頃は、マルコメみそみたいなハゲのオッサンといった程度の認識しかしていませんでした。今見ても、この作品に限ってはそれほど格好いいとは思いませんけど。特に後姿が・・・


60歳にしては若いし凄い体だけど、子供の目で見るとじーさんに見えてしまうのは仕方ないですよね・・・?

この映画の特徴として、銃やライフルといった飛び道具が出てこない、といった事が挙げられます。
このあたりは、監督が『燃えよドラゴン』(1973)のロバート・クローズであるという事が関係しているのかもしれません。

そして、ユル・ブリンナー演じる主人公がとにかく強い、強い!
ピンチに陥るシーンなど皆無で、短いナイフを武器にひたすら悪役を殺しまくります!

ブルース・リーだって多少は苦戦するというのに・・・

でも、これほど主人公が強いにも関わらず、ナイフで、グサッ、グサッ、と刺し殺すのが生々しすぎて、爽快感は今ひとつ・・・

うーん、それほど強そうに見えないんだよなぁ、裸のユル・ブリンナー。表情とかはさすがに格好イイですけどね。
そういえば、「ウエストワールド」の時にユル・ブリンナーって他の作品でもロボットっぽいと書いたのですが、この作品もまさにそんな印象。

服を着るとやっぱり格好イイです。葉巻をこよなく愛する男。


さて、荒廃した近未来を描いたこの作品

死滅に向かう人類、追い詰められた人間の本性むき出しの行動、といった、世界の終末っぽい雰囲気はそこそこ堪能できるものの、特にこれといった見せ場もなく、あっさりとラストを迎えてしまった印象もあります。


これも主人公が強すぎる故?

いや、これはおそらく監督さんの演出があまり上手では無いという・・・

追手から逃げ切った二人は地下道から地上へと戻ります。


その後にいくつか挿入されている静止画が、時間の経過を示す演出だったと思われます。

二人がそこを歩くシーンとかを写してくれないし、地上へ出てすぐに二人が海岸線を歩くシーンで映画が終わったものだから、最初に見た時は「パラダイスまでの距離はわずか二駅分程度? 近すぎ!」とか思っちゃいましたよ・・・

でも本当は、長い旅路の末にようやく海岸にたどり着き、目的の島はもう目の前だ、という意味のエンディングだった、と解釈して良いのでしょうね?

なんか分かりにくいし、やっぱり盛り上がらないんですよね。

この監督さんって、ブルース・リーのおかげで有名になったけど、うーむ・・・
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