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巨大生物の島(1976)

『巨大生物の島/巨大ネズミの襲撃』(1976)

えー、これはバート・I・ゴードン監督の動物パニック映画。

しかし、2週ぶりの更新でこの作品とは・・・

この島の生物は化け物だ! 農場から湧き出る物質を食べて巨大化したハチやニワトリやネズミの大群が人間を食い殺そうと襲ってくる! SFホラーの名職人監督バート・I・ゴードンが1976年に放ったヒット作がこれだ。

とビデオの裏側に書いてあるのですが・・・

舞台はとある離島。主役(襲われる人たち)は休暇でやってきたフットボール選手のモーガンとその一行。
地面から湧き出た「謎の白い液体」を飲んだ動物が巨大化し観光旅行にやってきた人々を襲う、というシンプルなお話。

この白い液体が原題でもある「神様の食物」(THE FOOD OF THE GODS)というわけです。

昔テレビで放送されましたね、これ。懐かしいです。何度も放送された『巨大蟻の帝国』と違って一度しか見た記憶がありませんが、映画の冒頭からこれでもかとばかりに登場する巨大生物は迫力満点であります。

トカゲに背びれをつけた恐竜などに感じた脱力感はあまりなく、この作品はかなりのインパクトでした。


蜂、鶏、芋虫、ネズミ。芋虫がやけにリアルなんですけど・・・

ところで

バート・I・ゴードン監督を崇拝している人っているのですかね?

ひたすら接写と合成のみのシンプルな特撮。

他の映画監督がこの人の事をどう思っているのか聞いてみたいものです・・・

まぁ、サービス精神が旺盛に感じられるのはこの監督さんの良い所かもしれません。ある種の熱意というか、作品に対する情熱のようなものを感じてしまうのですが・・・これって勘違い?

蜂、鶏、芋虫はあくまでも巨大ネズミが現れるまでの伏線に過ぎず、映画の後半は主人公たちと巨大ネズミとの生き残りをかけた戦いが繰り広げられます。


(((( ;゚д゚)))アワワワワ

鉄砲で撃たれるネズミ

爆破されるネズミ

感電するネズミ

溺死するネズミ

現在だったら造作なくCGで描ける描写も全て実写。

あの、完全に裏返って水に浮いてるのがいるんですけど・・・

ネズミたちに演技指導できるハズもないし、撮影の現場ってどんな空気だったのでしょうか。

撃たれるシーンはペイント弾っぽいですね? 実弾でないとしても衝撃で吹っ飛んでいるし、痛みで逃げ回るネズミが痛々しい。

まぁ、野生のネズミって今でも駆除される運命とはいえ、今見るとさすがに可哀そうでなりません。自分の子供時代を思い出してみるとやっぱり残酷だったんだなぁ、と感じます。自分自身結構酷い事した記憶もあるし(汗)

今となっては残酷描写ばかりが気になってしまうのですが、作品の出来自体はそれほど悪くないと思っています。

見慣れた生物なので陳腐に見えてしまうシーンもありますが、合成とカメラアングルが上手く決まった時などは尋常ではない迫力を醸し出していました。

ひたすら生物を巨大に見せる事に徹したMr.BIGの面目躍如、と言いたいところですが・・・


( ̄" ̄;)・・・

ここでも裏返って浮いてるのが・・・。関心ばかりもしてられないし、困った作品ですね、これ。

散見される御都合主義はさておき、ホラーっぽいロケションや作品のテンポはそれなりに良かったし、役者さんの演技も良かったです。『スタークラッシュ』 (1978)ではなんだか滑稽な印象だったマージョー・ゴートナーもこの作品では真に迫った演技を見せてくれてます。

実寸大のネズミ思いのほか良く出来てたし、ラストもなかなかのインパクト。

容器から流れ出した「神様の食物」を牛が口にし、子供たちが給食で牛乳を飲むというシーンで映画は終わり。


子供のアップの静止画にエンドロールがかぶさる静かなエンディング。これから起こるであろう悲劇を想起させるラストにはゾッとさせられました。

色々な意味での衝撃作。残酷描写はともかく、パニック映画としては及第点以上の評価でも良いかと。

実はこの作品がMr.BIGの代表作なのではないか、とも感じているほど・・・

今となっては(昔から?)「動物虐待映画」と言っても良いのでしょうが、当時の大人たちはいったいどんな思いでこの映画を見ていたのでしょうか?

相当叩かれたという話も聞いた事が無いし(私が知らないだけ?)やっぱりネズミだから同情されなかったのか・・・?
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