| タイタンの戦いがリメイク決定 | 
 | 2009-6-6 20:10 | 
 |  ハリーハウゼン最後の作品『タイタンの戦い』(1981)
 
 これは何度もテレビで放送されていたから見た人も多いでしょう。ハリーハウゼンが『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)と同じくらい気に入っているという作品です。
 
 リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズの共演で『タイタンの戦い』がリメイクされるそうで、2009年6月の現時点ではもう撮影に入っているようです。
 
 これまでにも『シンドバッド・シリーズ』や『アルゴ探検隊の冒険物語』などが映像化されていますが、言うまでも無くこれらは『アラビアン・ナイト』や『ギリシャ神話』であり、同じ題材を扱ったというだけでハリーハウゼン作品のリメイクではありません。
 
 今回の作品は原題が“CLASH OF THE TITANS”
 
 というわけで、れっきとしたハリーハウゼン作品のリメイク作品のようです。
 
 という事は、神話のペルセウスとメドゥサの物語ですね・・・どんな作品になるのでしょうか? 最近のギリシャ神話を題材にした作品を見れば大体想像は付きますが、あのメドゥサが最新のCGで描かれるのかと思うとワクワクします。
 
 『タイタンの戦い』には、ハリーハウゼンのオリジナル・キャラクターも多数登場していました。
 
 リメイクという事は、重要な役割を演じていたハリーハウゼンのオリジナル・キャラクターも引き継がれるのでしょうか?
 
 
  例えば、カリボス。
 これは、シェイクスピアの『テンペスト』に登場する怪物キャリバンにヒントを得て考えだされたキャラで、勇者ペルセウスの敵役として登場しました。
 
 神話には登場するが、ペルセウスとは関係のない天馬ペガサス。『タイタンの戦い』では重要な役割でしたが、これは登場するのか?
 
 そして、クラーケンは北欧の神話のように巨大なタコやイカのような姿で描かれるのか?
 
 あとは、なんといってもフクロウのブーボー。ギリシャ神話にはちょっとだけ登場するが、キャラ的なものはほとんどハリーハウゼンのオリジナル。
 
 恐ろしい神話なので、ユーモアが必要だと考えたハリーハウゼンが登場させたのですが、何度も『スターウォーズ』R2D2の真似ではないかと言われて、ハリーハウゼンはかなり怒っていたようです。
 
 コメディリリーフとして、映画には欠かせない存在だったブーボー。でも、今時の映画にはこんなの出ないだろうなぁ・・・
 
 ギリシャ神話に忠実なのか、オリジナルに忠実なのか、どちらにしても今から非常に楽しみです。公開は来年(2010年)の3月だとか。
 
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