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メトロポリス フリッツ・ラング

1926年にドイツで製作された『メトロポリス』

初期SF作品の最高傑作とされているこの映画の舞台は、製作時から百年後の2026年。

巨大なビルが立ち並ぶ未来都市メトロポリスでは、多くの労働者が地下の工場で過酷な労働を強いられ、一部の上流階級と支配層の人間だけが、楽園のような地上都市で満ち足りた生活を送っていた。ある時、労働者階級の娘マリアが、支配者ジョン・フレーダーセンの家に子供達を連れて現れ「彼らはあなたたちの兄弟です」と言う。
人々はマリアを追い返すが、ジョンの息子フレーダーはマリアを忘れる事が出来ず、マリアを探して地下へと降りて行く。フレーダーはここで初めて過酷な現状を目にし、メトロポリスの真の姿に気付き、父親に労働者階級の待遇改善を訴えるが聞き入れてもらえず、自ら労働者となりマリアを探す。
一方、マリアを危険人物と考えた支配者ジョンは、マリアそっくりのロボットを造り、それに淫らな行為をさせ、労働者の希望を奪おうと画策。
そのロボットを作るのはジョンとは旧知の間柄、マッド・サイエンティストのロトワング。
しかし彼は、このロボットをジョンの望み通りに使うつもりはなかった。マリアのロボットを使い労働者を扇動し、支配者階級の崩壊を目論んでいたのだった。
それぞれの登場人物の思いが交錯し、物語は思わぬ方向へと進んでいく・・・

何かで読んだ事があるのですが、フリッツ・ラング自信はこの作品をあまり好きではないようです。
理想主義すぎて、現実味に欠けるというのがその理由。ラング曰く「おとぎ話」だそうです。

あー、なるほど。

「脳」(知識指導者階級)と「手」(労働者階級)とその調停者である「心」の出現をマリアが予言し、その通りのハッピーエンド。そして、「心」の役割を果たすのはマリアの恋人役のフレーダー、とまぁ、たしかにベタなストーリーですね・・・

手塚治虫氏が言うには

支配者層と労働者階級が、結局愛で結ばれる、という結末が安易過ぎるとの事。

確かに、エンディングで三人が手を取り合うシーンはわざとらしくて苦笑させられましたけど・・・製作された時代を考えたら、これはとんでもない映画ですよ!

そもそもこの映画、ラングがアメリカに行った際にニューヨークの摩天楼に魅せられた事がきっかけで、製作につながったというのだから、これはビジュアルを楽しむ映画と言えるかもしれません。小難しい事は置いといて。


ミニチュアで作られたメトロポリスと旋回する飛行機。その中心にそびえたつバベルの塔など、未来都市の美しいこと! 延々と続く機械の群れ、過酷な労働を強いられすっかり無気力になり、うなだれながら行列を作って歩く労働者たちなどの地下世界の描写も強烈すぎ。

そして、この映画の最大の見どころは、映画史上初めての本格的なロボットの登場とその誕生シーンでしょう。


台の上に寝かされるマリア。そこからロボットにつながる何本ものコード。機械が作動すると数本の円形の光がロボットを包み込み、やがてロボットはマリアに変身する。

「映画史上最も美しいロボット」といわれるだけの事はあって本当に綺麗。登場シーンはほんの数分ながら強烈な印象を残しました。

このシーンだけでも映画を見る価値あり!

マリアに変身した後は、ブリギッテ・ヘルムがロボットのマリアと本物のマリアを演じ分けるのですが、ロボットマリアの鬼気迫る演技の迫力といったら・・・

これ以降のシーンも、妖艶な踊りを見せるマリア、群集の暴動と大洪水など、ビジュアル的な見どころは満載。


エキストラの数は約36000人。22ヶ月の製作期間と過去最大の制作費をかけた結果、映画会社は倒産・・・しかし完成した作品はSF映画の金字塔との評価を得る事になります。

製作された1926年は日本では昭和元年!

当時考えられた100年後の「未来予想図」は、見ていて決して飽きる事はありません。このビジュアル・イメージが、後のSF作品にどれほどの影響を及ぼしたことか・・・「SF映画の金字塔」という評価に完全に納得の作品です。
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