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火星超特急

いかにもSFファンが喜びそうなポスターのデザインは、1951年製作の『火星超特急』

アメリカ合衆国が火星探査のために、ロケットを発射。目的地にたどり着いた五人の前に現れた火星人の正体とは? そして宇宙飛行士の運命やいかに・・・

この作品、SFブームをおこすきっかけになった『月世界征服』(1951)の大ヒットに便乗する形で作られたのは明らか。雰囲気も似ています。

しかし、可能な限り科学的に正確に作られた『月世界征服』と比べると、科学的考証などはどこへやら・・・

製作期間はわずかに11日! という典型的なB級作品です。

何とか火星に行き着けても、帰れる保障ないという無鉄砲な計画に唖然。なんでも登山で言う頂上征服が至上命令だそうで、人間の命よりも登頂の方が重視されるという設定。

命の保障が無い宇宙探検にも関わらず、悲壮感は全く感じられず。せめて宇宙服ぐらい着てから出発しましょう。

航行中にはお約束のトラブル発生。着陸装置の故障により、火星への胴体着陸を余儀なくされます。


物凄い勢いでロケットは頭から山に垂直に突っ込み、その衝撃で発生した雪崩に巻き込まれるものの、乗組員は全くの無傷という・・・これはもう、ほとんど漫画かコントの世界でしかありえない。

火星探検に出発する乗組員たち。ここでも宇宙服は無く、簡単なマスクだけの装備で出発。着陸地点には、偶然にも火星の総督が住んでおりました。

火星人は地球人を客人として歓迎し、宇宙船の再建を約束します。

地下に建設された火星の大都市。巨大なビルや空中を飛ぶ乗り物などの描写がちょっとイイですね。火星版エデンの園という設定。思いっきり絵ですけど・・・

通路の壁が斜めで、一列でしか歩けないのには笑ってしまいました。宇宙っぽくしたかったのでしょうが、とても機能的とは思えないデザイン。

あ、忘れてました。前から見た火星人がこれです。


どんな宇宙人が登場するのかと期待していたのですが、地球人そっくり。ビデオのパッケージに騙されました。火星人の方がしっかりと宇宙服を着ているのもなんだか笑えます。

火星にいれば火星に従え

というわけで、女性の服装は、全員超ミニスカート。地球の女性も火星人にならってミニスカート。男も火星の服を着用。これでは、はどっちが火星人だか分からん・・・

さて、友好的と思われた火星人でしたが、実は・・・

宇宙船の再建に協力すると見せかけ、発射の直前に宇宙船を乗っ取り、地球を征服しようと計画していたのでした。火星は鉱物の枯渇により滅亡の危機に瀕し、他の惑星に移住する必要に迫られていたのです。

何故、自力で地球へ行かないのか?

高度な文明を持っているにも関わらず、惑星間航行は失敗の繰り返しなんだとか・・・

どういう設定なんだ、それは?

ここから先は、宇宙船を修理して故郷へ帰りたい地球人と、宇宙船の強奪を策略する火星人の駆け引きが見どころ。

というか、一応このあたりが物語りのクライマックスなのでしょうが、イマイチ盛り上がらない。

計画に反対し、地球人の味方をする火星人の助けにより、脱出に成功。火星人の追っ手を振り切り、宇宙船が飛び立ったところで、いきなりのエンドマーク。

えぇ!? これで終わりなの? みたいな・・・

というわけで、

結構真面目に作られている、というのは分かるものの、突っ込みどころ満載というちょっと困った映画なのです。

個人的には、大好きな流線型の宇宙船がいっぱい映っていた、という理由だけでも許せてしまいます。B級SFが好きな人には、ぜひとも観ていただきたい作品ではあります。


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