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ロード・オブ・ザ・リング/指輪物語 アニメ版

誰もが知っている『ロード・オブ・ザ・リング』ですが、これは1978年に『指輪物語』としてアニメーション化された作品。監督のラルフ・バクシは、ディズニーが「アニメーション界のプリンス」と呼んだ天才アニメーター。

私のブログでファンタジー作品を扱うのは珍しいのですが、それは私がSF作品ほどファンタジーが好きではないから・・・いや、ファンタジー映画は大好きです。ただSFほど好きではない、というか、ほとんどの映画は一回見れば十分。特に「魔法と剣」の物語は・・・あ、『指輪物語』は面白かったですよ。

ちょっと映画と話ががそれますけど

よくSFとファンタジーの区別が難しいという事を耳にしますが、そんな事はないですよね? 私の中では全く違うジャンルなんですけど・・・

多くの人が言う、SFとファンタジーの違いがはっきりしないというのは「自分が読んだ本や、鑑賞した映画がどちらのジャンルに属しているのか分かりにくい」という事と「SFとファンタジーの境界線がはっきりしない」という事を混同しているだけの場合が多いように思われます。

「現実には存在しない、また存在しえない事柄を扱うのがファンタジーで、現実に存在しうる、また将来いつか存在するようになるだろう事柄を扱うのがSF」と言ったのはSF作家であるフレドリック・ブラウン。

どれほど荒唐無稽な物語であろうとも、その中で起こる事象に科学的な説明をつけるのがSF。たとえその「科学的な説明」とやらが間違っていようが、です。ファンタジーではそれは魔法や魔術による業という事になります。

ある物語で主人公が危機に直面した場合

ファンタジー映画では「魔法世界の法則によって事象が説明され、魔法や魔術で登場人物たちの問題が解決される」という事が多いわけです。

魔法合戦に負けた魔法使いが、別の魔法で窮地を脱して、人間の仲間を魔法で助けて、みたいなのがちょっと、ねぇ・・・こういったのがどーにも私の性に会わないのです。

SFではそういった危機を回避する手段として魔法を用いる事は決してありません。

話を映画に戻して

最初にジャクソン版を見た時、バクシ版アニメをそのまま実写化したのかと思ったほど両者は良く似ています。


これは、どちらの作品も原作に忠実という事ではなく、ピーター・ジャクソンがバクシ版にかなりの影響を受けて『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)を作ったというのが正解でしょう。実際、ピーター・ジャクソンはこのアニメ版をみて『指輪物語』を知り、原作のファンにもなったそうです。

この作品で特筆すべきは、「ロトスコープ方式」で作られた映像。

アニメを作る前に、実際の役者に衣装を着せて演技させ、それをフィルムに撮影。それをベースにして一コマずつセルになぞって丁寧にインクをのせていくというやり方。これは大変な手間がかかりそうです。

結果的に、アニメ版とは別にライブアクションの実写版が存在するという事になるわけで、ロトスコーピングにかかる費用は通常のアニメの約5倍の金額だとか・・・

この方式を最初に用いたのが、『スーパーマン』(1941)で有名なフライシャー兄弟。ディズニーも部分的にロトスコーピングを用いたりしましたが、映画全編に渡って使用したのは『指輪物語』が初めてとの事。


このアニメ版は二部作の前編として製作された作品なのですが、かかった費用を回収できなかったのか、結局続編が作られる事はありませんでした。その結果、『二つの塔』の途中、ガンダルフが復活して仲間と再会、次の戦いが始まるあたりで映画が終了してしまうのです。

そんな理由からか、現在DVD化されたものには当時は無かったナレーションが追加され、戦いに勝利した時点でハッピーエンドとなっています。続編が作られなかった故の苦肉の策とはいえ、かなり強引な印象はぬぐえません。

私が持っているビデオ版とエンディングが違う・・・

公開当時は「ディズニーを超えた」だの「アニメ界に革命をもたらす作品だ」などと言われた『指輪物語』ですが、原作のファンと評論家には総スカンだったようで・・・

確かにそのリアルな映像は目を見張るほど美しいものでしたが、他のアニメ作品をこの映像で見たいか、と言われるとそれはちょっと・・・
リアルなほど良いってものでもないでしょうし、これほどのリアルさを必要としているアニメの題材が他にどれほど存在するのかもちょっと疑問。

しかし、この『指輪物語』に関して言えばロトスコーピングはぴったりの技法だったと思います。風景や色彩、人物の動きなどは素晴らしく、特に群集や戦闘シーンの迫力は圧巻。

『動く絵画』と呼ばれたのそ美しい映像は、背景を見ているだけでも画面に引き込まれる事必至。


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