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SF宇宙船帰投せず!/惑星テラ不時着の恐怖

典型的なB級作品の『惑星テラ』(1973)はアメリカのTVムービー。この映画はたぶんビデオ化もされていないと思います。昔テレビで放送されたことがありますが、覚えている人がいるかどうか・・・

この映画の主人公はネイル・ストライカーという一人の宇宙飛行士。

乗っていたロケットがトラブルに見舞われ墜落。病院のベッドで気がついたストライカーは、体が回復しても外出する事は許されず、どうも様子がおかしいと思いはじめる。
病院を抜け出し、電話をしようとするが知っている番号が見当たらず、とりあえずこの場から離れようと車をヒッチハイクする。
車内から見えたのは、夜空に浮かぶ三つの月。
不時着して地球に帰還したのだと思っていたのだが、そこは地球そっくりの別の惑星だった・・・

というわけで

これは以前に書いた『決死圏SOS宇宙船』(1969)と非常に良く似た設定の映画です。

地球と全く区別のつかない「反地球」に墜落した『決死圏SOS宇宙船』とは違い、住民がテラと呼ぶその惑星は、Perfect Orderと呼ばれる全体主義政府によって支配されており、別の惑星から来たストライカーは、独裁体制の政府に追われる事になってしまう。

政府に反対する科学者の助けを借り、宇宙船を奪って惑星からの脱出を図る主人公の逃亡劇を描いた作品です。

最も印象に残るのが、ちょっとだけ切ないラスト・シーン

追手からは逃れたものの、テラからの脱出に失敗した主人公は海岸に泳ぎ着き、近くにいた夫婦に助けられます。
海の上に浮かぶ三つの月をじっと見つめる主人公。やがて彼は振り返り、歩き始める・・・


立ち去る主人公のバックに三つの月、このエンディングは一度でも見た人なら記憶の片隅にずーっと残っているのではないでしょうか。

この作品は、テレビシリーズのために準備されたパイロット版だそうです。

なるほど

だから、これからもテラからの脱出を目指した主人公の戦いは続くのだ、みたいなエンディングになっているのですね。

どことなく『逃亡者』(1963〜1967)を思わせ、『プリズナーNo.6』(1967〜1968)っぽい所もあるし、まぁ、そういった路線を狙ったのかも知れませんけど。

あとは個人的な感想でも

どうしても触れておきたいのが映画の冒頭、飛行士たちがトラブルに見舞われるシーン。

普通こういう船体が揺れる場面って、カメラを激しく動かして表現しますよね?

なんとこの作品では、俳優さんたちが単に座席の上で、自らガクガクと上下左右に震えていたという・・・

あまりの滑稽さに私は思わず吹き出してしまいました。これは酷すぎる、俳優さんがかわいそうです。

あと印象に残った事といえば

会話の多い映画だなぁ、という事。しかもほとんどが顔のどアップで。

地球とテラの風景が全く同じというのもマイナス。一応違う惑星なのだから、少しは区別したらいいのに。これではビジュアル的な面白みが全くありません。

こういったサスペンス性を持つ作品って、決して嫌いではないし『決死圏SOS宇宙船』と比較さえしなければ、とも思うのですが・・・

えーと、個人的に特に思い入れのある作品でもなく、名作とも思わないし・・・まぁ、懐かしいだけですね、これは。

色々な作品の二番煎じっぽいし、特撮はほとんど使われていないし、シリーズ化されなかったのも仕方が無いのかなぁ、といった印象の作品でした。


俳優さんたちは、そこそこ有名な人が・・・
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