新着アーカイブ
インビジブル・インベーダーズ/Invisible Invaders
(2014/1/26 21:38)
恐竜時代
(2014/1/4 21:07)
近未来予想2010
(2014/1/1 22:24)
キャプテン・シンドバッド
(2013/12/15 22:37)
原始獣レプティリカス
(2013/11/25 23:17)
The Puppetoon Movie/パペトゥーン・ムービー
(2013/11/18 00:27)
猿の惑星
(2013/5/6 15:41)
『ヒューマノイドの創造物』Creation of the Humanoids
(2013/2/19 21:53)
ウルトラマンのことなど
(2013/2/3 21:43)
SF映画のテイストのこと
(2013/1/27 23:46)

新着コメント
恐竜時代
by na (10/03)
タロスのエクスプラス製フィギュア
by スーパーコピーブランド モンクレール ダウン (11/21)
SF映画のテイストのこと
by 年収400万 ロレックス (11/15)
火星人地球大襲撃
by パラディオン (10/10)
火星人地球大襲撃
by 通行人 (10/10)
火星人地球大襲撃
by パラディオン (09/08)
火星人地球大襲撃
by tako (09/07)
ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
by スーパーコピー 時計 寿命 vaio (08/02)
プロジェクトUFO/PROJECT U.F.O.
by パラディオン (06/30)
プロジェクトUFO/PROJECT U.F.O.
by PUFO (06/30)

新着トラックバック

ブログ内検索

ゴッグ

1954年に製作された『ゴッグ』は、世界で初めて本格的にコンピューターの恐怖、反乱を描いた作品であると言われています。

舞台はミューメキシコの砂漠の地下に建造された広大な研究所。

宇宙ステーション建設のための研究が行われているこの施設の全ての装備は、ノヴァック(NOVAC)と呼ばれるコンピューターによって制御されていた。そのノヴァックの手足となって働くのが、ゴッグとマゴッグと呼ばれる二台のロボット。施設内で次々と起こる原因不明の死亡事故。その謎を解明するために二人のエージェントが送り込まれる。

コンピューターの反乱、と言えば誰もが「自我を持ち始めた機械」を連想するでしょうが、この作品は、敵国がコンピュータを乗っ取って研究所の科学者を殺そうとする、といった内容であり、機械が自分の意思で何かの目的を持って殺人を犯すといったものではありません。

とはいっても

この時代に「コンピュータ社会に対する不安」を描いているとは、やはり画期的な作品である事に違いありません。

この映画は1950年代に量産されたティーン・エイジャー向けの作品ではなく、明らかに大人をターゲットにした作品だと思われます。
製作のアイバン・トアースは科学的描写の正確さを売りにしており、この作品もしっかりと科学的考証がされていいるようです。
実際、SF映画にありがちな奇をてらったデザインなどほとんど無く、フィクション部分よりも当時考えられていた最先端の科学がはるかに多く画面に登場します。


で、作品としてはどうなのか、というと

とにかく真面目に作られた映画だなぁ、という印象なのですが、いくら科学的描写が正確とはいっても、半世紀以上も前の作品。今見ると・・・どうでしょう?

そして25万ドルという低予算。推して知るべし、といったところでしょうか。

致命的なのは、こういったテーマの作品では最も重要な要素の一つであるサスペンスが全く盛り上がらないところ。

これは予算とは無関係。

映画の前半、エージェントが研究所で科学者の説明を聞くシーンにやたらと時間を費やしているのはどうした事か? SF映画というよりも科学技術館に訪問した客が講義を聞いているような雰囲気で、これが映画の半分以上を占めています。ストーリーが全く進まず、映画も残り15分となった頃にようやく二台のロボットの反乱に気付くという・・・

台本が悪いのか、監督さんの演出が悪いのか? おそらく両方。画期的なテーマの作品なのにその恐怖が上手く描かれてなく、はっきり言って凡作。まぁ、客観的に見て駄作というほど酷くはなく、好みの分かれそうな作品です。

私は、どちらかと言えば好きなので、あとは個人的に印象に残った事でも

まずは、オープニングとエンディングに使用されたレトロなイラスト。


これはいい雰囲気です。

次はこの映画のヒロイン。


実験室で科学者の助手を務めている女性がヒロインかと思ったらあっという間に殺されて、あれ? と思っていたら次のシーンで登場するキツイ顔をした女性エージェントがこの映画のヒロインでした。

助手のお姉さん(写真左)の方がよっぽど魅力的だと思うのは、好みの問題なのでしょうか?

「新しいアルミニウム合金」でできているという反重力ベストのテストシーン。


あはは、これは間抜けなシーンです。反重力というよりも、軽業師のアクロバットにしか見えないんですけど。しかも笑顔でポーズ決めてるし。
女性が男性を持ち上げるシーンでは、男性の上半身が映らず。明らかに鉄棒にでもぶら下がっているというコントのようなシーンには笑ってしまいました。
この当時でもワイヤーの技術はあったはずなのに何故こんな事を・・・?

最後はこの映画の主役とも言える、ゴッグとマゴッグと呼ばれる二台のロボット。


キャタピラにマジック・ハンドのようなものが付いたそのデザインは個性的でいいですね。

ただ、

静止画では分かりませんが、実際に動いているのを見るとこれが陳腐というか・・・

あらゆる部品がふらふらと動くその姿はまるで重量感が無く、とても金属製とは思えません。ほとんどプラモデルみたいでした。
ポスターにも描かれているように、クライマックスではこの二台のロボットと死闘を繰り広げるわけなのですが、机の上に逃げれば大丈夫じゃないの? って思えるくらいの迫力の無さ・・・これも低予算ゆえ?

オマケに敵国スパイの飛行機。


最後に撃墜されて終わるこの飛行機。これって流線型の宇宙船では?

今回は写真が多かった

結局こういうの嫌いじゃないという事ですかね・・・
コメント
コメント一覧
トラックバック一覧
カテゴリー
レイ・ハリーハウゼン(39)
SF・ファンタジー(174)
Toy(15)
ミステリー(3)
日本映画(2)
その他(12)

過去記事一覧
全ての記事