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暗闇の悪魔・大頭人の襲来

『暗闇の悪魔・大頭人の襲来』(1957)

地球侵略のためアメリカの小さな田舎町に飛来しエイリアンが、地元の若者たちに退治されるまでを描いた作品。

「警察や大人になんか任せてられるか、俺たちで宇宙人を退治しようぜ!」

宇宙人vs若者、というストーリーは当時の流行で、以前に書いた『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』(1958)などもこのパターンでした。

監督は『エイリアン』の元ネタとされる『恐怖の火星探険』(1958)のエドワード・L・カーン。製作は『金星人地球を征服』(1956)などのロジャー・コーマン作品を手がけたジェームズ・H・ニコルソン。そして映画会社はAIP(アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ)

というわけで

1950年代に乱造された、典型的なドライブイン・シアター向け格安モンスター・ムービーの一つなのですが・・・

低予算映画という枠の中だけで考えれば、なかなかの良作ではないかと。


絵本で始まり、絵本で終わるというのもなかなか洒落ています。エンディングでは、絵本をめくる手がエイリアンのモノに変わるという・・・

他の映画と決定的に違うのはコメディ・タッチで描かれているという事。

台本が良くなかったため途中からコメディに変更された、という理由からかちょっと中途半端な印象も受けますが、これは結果的に成功だったように思います。

・たったの数名による地球侵略(低予算映画にありがち)

・飛来した宇宙人の弱点は「光」(地球を侵略すること自体が無謀)

・円盤を降りてうろちょろしている所を車に轢かれ(不注意すぎ)

・近所の牛に襲われ(不運か?)

・溶接用のガス・バーナーで宇宙船を破壊され(こんな強度で宇宙空間を?)

・若者の自動車に囲まれ、ヘッドライトを浴びせられて全滅(もはやノーコメント)

と、あまりにも酷い設定・ストーリーなのですが

「間抜けな宇宙人の受難を描いたコメディ」として見るなら、まぁなんとか・・・

その間抜けな宇宙人と円盤のデザイン、造形を担当したのがポール・ブレイズデル。

円盤のデザインはどこかキャディラックなどのテールフィンを思わせます。ドライブインに集う若者を意識して、というのは私の考え過ぎでしょうか?

頭部が巨大なエイリアンは雑誌などでの露出が多く、映画の内容は知らなくても、このエイリアンは見たことあるという人も多いのでは。


ちなみに上記の『恐怖の火星探険』と『金星人地球を征服』のモンスターもブレイズデルの作品です。不細工で不気味、でもどこか滑稽で愛嬌があるのがブレイズデルのエイリアンの特徴。

エイリアンと牛の対決シーンは映画最大の見どころで、爪を指から伸ばし、臨戦態勢で牛と睨み合うシーンはかなりの迫力。

武器は持っていないのか? という疑問は置いておくとして・・・

この映画はポール・ブレイズデルの才能によって救われた映画かもしれません。

エイリアンのキャラが一人立ちしている印象もありますが、個人的には1950年代を代表する作品ではないかと思っています。

名作という意味ではなく、絵に描いたようなB級ムービーという意味で・・・


頭のデカイ宇宙人と円盤、車でキスをすることが大好きな若者たちによる宇宙人退治、他の映画では見たこともないサル顔の役者さんと印象に残らない主人公、そして69分という上映時間の短さ・・・

愛すべきB級映画とはこういうもの

しかし、単にB級と切り捨ててしまうにはちょっともったいないような・・・。SFファンであれば是非とも押さえておきたい作品の一つだと思います。
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