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ネモ船長と海底都市

『ネモ船長と海底都市』(1969)

まずはあらすじをビデオ・パッケージの裏側から

19世紀末、リンカーン大統領の意を受けてヨーロッパに向かった上院議員らを乗せた客船が沈没。わずか6人の乗客が生き残り、ネモ船長率いる〈ノーチラス号〉に救われ、美しい海底都市へと連れていかれるのだったが・・・。ジュール・ヴェルヌの原作を元に、SFXの技術の粋を駆使した海洋冒険映画。

というわけで

この作品はヴェルヌの『海底二万里』の設定を借りたオリジナル・ストーリーの映画。

えーと、私の場合ですね

地底や海底に別世界が在るという設定、あるいはノーチラス号という言葉の響き

これだけでも映画に感情移入できてしまいます。

我ながら本当に単純だなぁ、といつも思うのですが・・・

小学校時代に図書館で読んだジュール・ヴェルヌがトラウマにでもなっているのですかね? 悪い意味ではなく。

で、映画の出来はどうなのか、と言いますと、これが何とも微妙な・・・

オリジナル・ストーリーとはいえ、設定・キャラクターともディズニー版『海底二万哩』(1954)を意識してつくられたのでは、と感じてしまうところからしてちょっと微妙。

・船の難破

・ノーチラス号による救出、

・金塊などは貴重品でもなく、いくらでも採れる

・地上への帰還を禁じられ、ネモ船長と対立

・金を持ち帰ろうとする姑息なキャラクターの存在

ほとんど同じです・・・

ディズニーにしてはハードな作風だった『海底二万哩』にヒロインと子供を追加して、よりファミリー向けにした印象です。

これは、何と言えばいいのか・・・

アクの強さみたいなものを全く感じないというか、何と言うか、あまりにも普通すぎるといいますか・・・

あ、そうだ! 中途半端なんですよ、この作品。あらゆる面において。

って、ずいぶん失礼な事を言っているような・・・

例えば海底都市テンプルメア


海底世界の優れた科学力、地上の人間には想像も付かない別世界、ユートピアを表現したかったのでしょうが、残念ながら全てが中途半端な印象。

これらのシーンで視聴者の度肝を抜くような美術、デザインを見せる事ができたら良かったのでしょうが、出来上がったものはスケール感に乏しく、観光ホテル程度にしか見えないのが残念。
ペンギンや演技をするオットセイがいるし、ユートピアのイメージも安直すぎて、仮装パーティーにしか見えないし・・・

続いてはノーチラス号


このデザイン、好きです。ただ、内装がそれはど目を見張る出来ではないので、やっぱりこれも中途半端な印象を与えてしまいます。

でも

水中の場面はなかなか素晴らしかったです。クライマックスでのノーチラス1号、2号によるアクションシーンはなかなか見ごたえのあるものでした。

水中撮影にはかなり力を入れているようで、建設シーンや水中牧場も素晴らしい映像でした。これらはこの映画の見どころの一つと言って良いでしょう。

あと、役者さんですが

ネモ船役のロバート・ライアンはともかく、この映画のヒーローでもある上院議員役がチャック・コナーズというもの微妙


ミスキャストとまでは言いませんけど、顔がでかくて四角くて、ちょっとゴツ過ぎるというか・・・

さらには

子役の演技が下手すぎ

水と空気を作り出す装置のヘンテコなデザイン

閉所恐怖症の患者が圧力計を操作しただけで、街全体が壊滅状態

エイが巨大化しただけの怪物

などのトホホなシーンも多数・・・

でも、決して出来が悪い映画ではないと思っています。お勧めはしませんけど。

ノーチラス号のデザイン、金色に輝く海底都市テンプルメアと内部の描写

これらは私の単純な脳みそを心地よく刺激してくれました。安心して見ていられるという事もあり、じつはお気に入りの作品だったりします。

えー、最後に

この作品を見るたびに必ず思い出す事が二つあります。

一つは『緯度0大作戦』(1969)

この手の映画を見ていていつも思うのは、ここに永遠に住めと言われたら自分だったらどうするかなぁ、という事。

で、「緯度0」は住んでもいいけど、「テンプルメア」は狭すぎて嫌だなぁ、と。

二つ目はチャック・コナーズを見ている時に必ず浮かぶ「天知茂」の顔。

あまり似てないですけど・・・
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