巨人の惑星・・・など |
2011-10-17 22:29 |
先日、知り合いから『借りぐらしのアリエッティ』のDVDを借りて鑑賞したのですが、その時に真っ先に思い出したのが、佐藤さとるさんの小説
『だれも知らない小さな国』
これは面白かったですヽ(゜▽゜*)ノ
中学生の頃に続編も全部読んだし、しばらく自分の周りをキョロキョロと見回していたのを思い出します。
この作品の持つリアリティに圧倒され、コロボックルが本当に現れそうな気がしたものでした。
この本について語りたいところですが、一応SF映画のブログなので・・・
他に思い出したのが、やはり、というか『ガリバー旅行記』を題材にしたと思われる『巨人の惑星』(1968〜1970)でした。
これはアーウィン・アレンの最後のテレビ・シリーズで、この後映画界に進出したアレンはパニック映画の巨匠の称号を得ることになるわけです。
で、また今回もアレン作品ですけど、これは面白かったです。
ちょっと話が脱線しますけど、
これまで私のブログで取り上げたテレビ・シリーズといえば『プリズナーNo.6』と『プロジェクトUFO』くらいものもの。
どちらも比較的マイナーな作品と言ってもいいかもしれませんが、これには理由がありまして
あの、
私なりにですが、ブログで書くにあたって、ある程度の基準というものが一応はあります。
基本的には1970年代までで、80年代でもレトロな雰囲気の作品は取り上げてもいいかなぁ、なんて思ってます。
そして、その作品のみのサイトが存在しているほどのメジャーな作品、あるいは既にあちこちで書かれていると思われるほど有名な映画は書かないという事。
という事は、日本で放送されたほとんどのテレビ・シリーズ、例えば『サンダーバード』とか『スタートレック』『宇宙家族ロビンソン』などはこれに該当してしまうわけです。
映画で言えば『2001年宇宙の旅』『スターウォーズ』などがそうですね。
もう今更、私などが書いても・・・という心境です
さらに書けないのが
とても批評など出来ないほど好きな作品
例えば、私の中では『アンドロメダ…』などは触れてはいけない作品の一つ。
で、上記の両方に該当するのが『ブレードランナー』だったりするわけで・・・
とてもサラッと書く気にはなれません。
だからハリーハウゼンや『禁断の惑星』はホームページまで作ってしまったのですけど。
まぁ、そんな事を言っても実際にはかなりメジャーな作品や心底好きな作品についても書いているし、「いずれは全ての作品を網羅したい」という趣旨には矛盾してしまいますけど・・・
絶対に書かないと最初から決めていたのは
「本日の夕飯」とか・・・
最初からそういう趣旨のブログなら一向に構わないですけどね。
私は格闘技が好きで、よく他人様のブログを見ているのですが、どれほど好きなブログでも、たまーに食事の事とか書いてあると確実に読み飛ばしちゃいますから・・・
えーと、ブログを始めた当初はですね
日本中で数人が解ればいいかなぁ、などと思いつつ・・・
その作品名で検索すれば、確実にこのサイトがヒットするようなマイナーな作品
あるいは
昔テレビでやっていたが、その後目にすることが少ない作品、すっかり忘れていたが、言われてみればそんなのあったなぁ、と思えるような懐かしい作品などを中心に書いていこう、などと思っていました。
これは基本的に今でも変わっていないのですが、そんな作品だけではすぐに終了してしまうので、なかなか難しいものです。
ヤバイ、脱線しすぎ・・・
今回のカテゴリーは「その他」に変更。
でも、この作品に関しては映像を何も所有していないので、個人的な見解はあまり書けないし、画像もネットで集めたものばかりという・・・
ちょっと検索してみたらウィキペディアにも情報がありました。
↓
巨人の惑星(Land of The Giants)
これで十分ですね(^^;)
でも、最後にちょっとだけ感想を
この作品はシリーズ物だったのですが、基本的に一話完結のアンソロジーっぽい作りになっていて、夢中になってテレビを見ていた記憶があります。
手元の本によると
制作費は一話あたり9千万円。経費がかかり過ぎたのと、マンネリによる人気の下降により2シーズンで打ち切り、とあります・・・
アレンのテレビ作品としてはマイナーな部類かも知れませんが、私はこの作品の悪夢的な感覚が大好きでした。文庫本まで買って読んでいたのが懐かしいです。
その後のビデオ化、DVD化が無かったのは残念。もう一度見たい作品ランキングの最上位作品の一つであります。
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コメント |
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コメント一覧 |
投稿者 : たあ
小学生当時、夏休みの再放送番組の定番でしたね。「かくれんぼ」や「ダルマさんが転んだ」のようなドキドキ感が堪りませんでした。ブラウン管の向こうの世界なのに「気付かれないように、そぉ〜っと...」「わあ!、見つかった!」的な。
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2011/10/18 20:06 |
投稿者 : スダール
見たいけど日本だと全く見れないドラマです・・・ニコニコ動画にちょこっと上がっていますが・・・一話9千万円ってバート・I・ゴードンの一本分の映画の予算なんじゃ・・・ドラマも見たいけど、これを見たゴードン監督の様子がもっとみたい・・・、もしかして裏でこっそり、アーウィン・アレンの映画「失われた世界」みたいにウィリス・オブライエンをアドバイザーで起用したよう(ほとんど採用されてないので名義貸し程度でしたが)に裏でアドバイスをもらったかも・・・と妄想
(^ム^)
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2011/10/18 20:55 |
投稿者 : パラディオン
たあさん
そうそう、まさにそんな感じでしたね! SFでは定番のネタですけど、基本的にこの手の話って皆好きでしょう? 巨大なセットの中での大冒険と、ストーリーはシンプルながら、そのサスペンス性は十分に楽しめるものだったと思います。でもその分マンネリ化は必然だったのかも?
逃げ回る話で数十話も作るのって、やっぱり難しいですよね・・・
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2011/10/18 21:07 |
投稿者 : パラディオン
スダールさん
あはは、たしかにミスター・ビッグがどう思うのか興味あります。この作品、子供心にも「お金かかってそうだなぁ」って思ってましたから。バート・I・ゴードンが十分な予算をもらったら、どんな映画を作ったのでしょうか?
これ、ニコニコ動画にありましたか。DVD出たら即買いなんですけどね。これはシリーズだから輸入版ではキツイです・・・
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2011/10/18 21:07 |
投稿者 : 野辺夏夫
私はあの日本語メインタイトルが好きでした。画面いっぱいにどどん!とぶちこまれた赤地に白抜きの(?いや白地に赤文字でしたっけ?)ルビ付き巨大文字。私が観ていたのは深夜放送でしたので、真夜中にあれに出くわすと・・ああまた異様な世界に連れ込まれるという、一種の転落感がなんともいえず・・いまのワイド画面だと、左右に黒いスペースができてしまうでしょうから、ちょっと残念です。
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2011/10/23 16:01 |
投稿者 : パラディオン
あー、オープニングは印象的でしたね。シンプルながらどこかミステリアスなオープニングは当時のSFテレビに共通してました。
音楽も効果的で、あれを見るとこれから始まる異世界での冒険を想像してワクワクしたものです。ちなみに私は子供の頃と高校生の頃の二度、再放送を見た記憶があります。どちらも夕方か夜間だったような・・・
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2011/10/23 22:45 |
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