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親指トム

八年ぶりくらいに熱にうなされ死ぬかと思った・・・

そんな中、布団から頭だけ出してのぞき見した作品が『親指トム』(1958)

「親指くらいの大きさでもいいから子供が欲しい」

木こりの夫婦の願いから生まれた小さな息子トム(ラス・タンブリン)が、金貨泥棒の濡れ衣を着せられた両親の無実を証明するために、村の若者ウディ(アラン・ヤング)と手を組んで二人組みの泥棒(ピーター・セラーズ&テリー=トーマス)を退治するまでを描いたファンタジー作品。

製作、監督はジョージ・パル

これはグリム童話版の『親指トム』を原作とした映画で、パル作品の中でも、もっともファンタジー色が強い作品の一つ。

その映像・ストーリーは、結末も含めて、どことなくディズニー映画を思わせますが、特撮シーンなどを見ているとその違いは一目瞭然。ちょっと不思議なテイストの作品です。

子供向けすぎるきらいがあるし、あまりにもメルヘンチックな作風なので、そういった意味では好みの分かれる作品であると思います。

私にとっても、なかなか手にとって鑑賞してみようという気が起こらないのですが、いざ見始めると面白くて止まらなくなってしまうという・・・

しかし劇中のセリフを聞いていると、単なる子供向け作品ではない、というのは明らかだし、これは名作と言っても良いのかもしれません。

「怒ったまま夜を迎えるな」の文字が刻まれた鳩の置物が登場するシーン

とか

寂しそうに旦那が言った一言

「持ち主のないオモチャは、オモチャのない子供同様 悲しいね」

など

冒頭のこれらのシーンを見ただけで、「これは名作に違いない」と確信する単純な私・・・

ちょっと残念だったのは

木こりの夫婦がそれほど善良そうに見えない点


「刑務所を出たばかりの男と、そんな甲斐性なしをふて腐れた表情で迎える妻」というシチュエーションに見えて仕方が無かったです。

実際、奥さん何で旦那が帰ってくるなり怒ってるのか?

見た目で判断してはいけないのでしょうが、もうちょっと優しそうな顔の役者さんだったら・・・

えー、ストーリーはシンプルで捻りの無いものでしたが、小さなトムにとっては全てが脅威であり大冒険でもあるわけです。

見ている者を飽きさせない楽しい仕掛けも満載。

中でも最大の見所は、トムと彼を歓迎するオモチャたちが繰り広げるダンス・シーン(ミュージカル)でしょう。


「君が来るまでここは寂しい場所だった・・・」

うーむ、このシーンは素晴らしいです。カラフルな色彩ですが、ビデオが古くて映像が汚いのが残念です。

パペトゥーンの技術により命を吹き込まれ踊りだす玩具たち

周りに幸せを振りまくようなとびきりの笑顔とアクロバチックなダンス。ラス・タンブリンはこの役にピッタリでした。ダンスがアドリブっぽいところがなにげに良かったです。

この作品全体を通して披露されるラス・タンブリンのアクションがこの作品を大人の鑑賞に堪えうるものにしていると言ってもいいかも。

「大人が来たぞー!」の号令で、玩具たちが元の位置に戻って動きを止めるシーンなどは『トイ・ストーリー』そのままでちょっとオモシロイ。

これは、プロジェクト・アンリミテッドの初期のお仕事であり、ウォー・チャンとジーン・ウォーレン、ドン・セイリーンらがアニメーターとして名を連ねています。

アカデミー特殊効果賞を受賞したのも納得の出来栄えでした。


役者さんといえば、ピーター・セラーズが泥棒役で出ているのも見逃せません。

キャリア初期の仕事ですね。デブ? それとも変装?

ウディ役のアラン・ヤングはパルの次回作『タイム・マシン』で主人公の親友のおっさんを演じている人ですね。この作品では若く見えます・・・

何度も言いますけど、パルの作品ってキャラクターに対してイラつく事が少ないから好きなんですよね。

うん、これはディズニー映画との決定的な違いでもあります。

しかしながら

おとぎ話のように、めでたしめでたし、と大団円を迎えてのエンディングはやっぱりディズニー映画を思わせます。

ウエディングケーキの上でトムがダンスを披露するラストシーンも微笑ましいものでした。

オスカーを受賞した特殊効果

親しみやすくて覚えやすい音楽

パルの全盛時に作られた、子供から大人まで楽しめるファンタジー映画。

これがDVD化されていないなんて、ちょっと勿体無いです。
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