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吸血鬼ゴケミドロ

『吸血鬼ゴケミドロ』(1968)

長いことブログの更新が滞っておりましたが

まぁ、激務に加え仕事上の事故など色々とありまして、もーそれどころではなかったという・・・

HPの更新も殆ど進まず…( ̄  ̄;)

四月半ばでようやく通常の生活に戻れたので、とりあえずブログだけは再開。

というわけで

私のブログでは珍しく日本映画です。『ゴジラ』を除けば初めてですかね。

日本映画をあまり取り上げる事が無い理由は、ですね

単に、思い入れがある作品が少ないから、でしょうか・・・

古い外国映画の場合は、大人になってから見ても、そのストーリーや秀逸なデザインに魅了される事も少なくありません。古臭いだけではなく、映画の持つレトロ感がたまらなく懐かしく感じたりするのですが、日本映画の場合は・・・

日本の特撮映画の場合、娯楽作品は基本的に子供向けで、大人の観賞に耐え得る作品は何だか地味だなぁ、と。

まぁ、これは私個人が感じているだけなのかもしれませんが、そんな私が見ても面白いと感じる作品も当然あるわけで

前置きがずいぶんと長くなりましたが、この『吸血鬼ゴケミドロ』もそういった作品のひとつ

岩山に不時着した航空機内で、生き残った乗客たちが宇宙からの侵略者と遭遇して・・・というお話。

ストーリー、トリビアなどはウィキペディアでどーぞ
           ↓
吸血鬼ゴケミドロ - Wikipedia

思いっきり手抜きですが、これも日本映画をあまり取り上げない理由の一つなんですよね。すでに情報があちこちに書かれているという・・・

それはともかく

やはり大好きな作品なので、個人的な感想でも

この作品はテレビ放送で見た記憶は無く、レンタルの時代になって初めて観賞したのですが、第一印象は東宝の『マタンゴ』みたいだなぁ、という事。実際にその線を狙ったのかは定かではありませんが。

派手アクションシーンなどは皆無。物語の大半が墜落した旅客機内で進行し、「自分だけは助かりたい」という大人たちの自分勝手な行動が延々と描かれるという・・・


えー、例によって社会風刺めいた描写も多々あるようですが、SF映画として面白いかどうか、のみに着目している私にとっては、一切関係なし。

本来はこの人間ドラマがこの作品の見どころなのかもしれませんが・・・

風刺とか反戦とかって、それ自体がテーマならまだしも、中途半端にSFなどに取り入れようものなら、逆効果だと思うんですけどね・・・? 時代が変わってしまうと尚更。なんだか作品が妙に薄っぺらくなってしまうというか・・・。娯楽作品に徹してくれればいいのに、っていつも思ってしまいます。

しかしながら、何故この映画にそれほど惹かれるのか?

まぁ・・・、雰囲気、ですかね(^^;)

地味でありながら、ツッコミどころ満載。

「今出歩くのは危険です」

このセリフが全ての始まり。墜落した機内に留まる方がよほど危険だと思うんですけど・・・

脚本はあまり好きではありませんけど、演出が非常に良かったというのが私の印象です。

もっとサスペンスの部分を中心に描いてくれたら・・・といったような不満はあるものの、私は飽きずに最後まで見る事ができました(尺が短いから?)。
そして今見ても十分に面白いです。

それぞれのシーンが非常にインパクトがあるのもこの映画の特徴ではないでしょうか。

映画冒頭の真っ赤な空

鳥の自殺

不思議なほどそれぞれのキャラが立ってた登場人物たち
極限状態に置かれた状態とはいえ「そこまでやるか?」といった不自然さが否めない人物も中にはいましたけど・・・

着陸した円盤の特撮は大好きなシーンのひとつ


オレンジ色に光り輝くアダムスキー型の円盤。着陸した状態で円盤下部をぐるぐると回転させ、ゆっくりと近づいてくる様は意思を持った巨大生物を彷彿させる不気味さ。

このシーンだけでも、この映画を見て良かったと感じるほど大好きなシーンです。

パックリと割た額から、ゴケミドロ人間に憑依するシーン


・・・( ̄_ ̄|||)

ストーリーなど全て忘れてしまっても、この顔は一度見たら忘れられないでしょう。
あからさまに作り物の顔なんですが、それが余計に怖かったという・・・

そして迎える衝撃のエンディング

「墜落現場から街まで結構近いじゃん!」という驚き

ではなくて・・・

生き残った二人が街へとたどり着くと、すでに街は宇宙人の手中にあり、全ての人が死に絶えていたという展開。

すでにミイラ化した人や目を開けたまま動かない人、生きているのか死んでいるのか分からないような描写が異常に怖かったものです。

そこに響き渡る侵略者の声。二人の絶望的な表情と、地球に迫る円盤の群れの描写で映画は終わります。


人類の滅亡を暗示した悲壮感漂う結末は、当時の映画としては珍しいものだったのではないでしょうか?

この後味の悪さを含め、私にとってはかなり印象に残る作品となりました。

大人向けですね、この映画。当時の特撮映画とは一線を画す作品だったのは間違いないでしょう。

そんなわけで、新たに「日本映画」というカテゴリーを作ったものの、書きたい作品も少ないので、この先どうなることか・・・
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