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惑星X悲劇の壊滅

『惑星X悲劇の壊滅』(1958)

この映画の原題は『Queen of Outer Space』

恐ろしげな邦題にあるような悲劇とか壊滅といった話ではなく、暴走した宇宙船がたどり着いた惑星は、男が一人もいない女だけの惑星で…というお馬鹿な設定の映画です。
しかもこの惑星、未知の惑星という設定にでもしておけば良かったものを、実は金星で普通に人間が住める環境だったという・・・。

男を全滅させ、この惑星の女王に君臨する仮面の女王イラーナ。彼女に捕えられた宇宙船の乗組員は、女王イラーナを快く思わない女性科学者タリアの助けを得て脱出に成功。反乱軍と手を組んで地球の破壊を企む女王の陰謀を阻止しようと立ち上がる、という非常にシンプルなもので、これといって特筆すべきものは無かったように思います。


こういうのも結構楽しいですね(*・・*)

ちょっと映画の内容に触れてみますが

女性科学者タリアを演じているのはザ・ザ・ガボールという女優さんなのですが、これほど科学者に見えない人も珍しい

というよりも、制作側の確信犯的なキャスティングとしか思えません。

エロ路線というか・・・

この人が女王様の方が良かったのでは、と思わせるものの、あまりにも醜い顔という設定ではこの人に演じさせるわけにはいきませんね。
B級作品でお馴染みの俳優さんたちの中、ザ・ザ・ガボールさんだけはある意味別格だったのかも知れません。

ただ、この人よりも脇役の方が明らかにスタイルもルックスも上、というのが微妙・・・

監督のエドワード・バーンズさん、多くのシーンで映画からの流用や実写フィルムを使用しているようです。

特撮やセットは自身の作品『終わりのない世界』(1956)から。

衣装は『禁断の惑星』(1956)と同じ。おそらく流用。光線銃も『禁断の惑星』のと似ているが・・・?

「明らかに全員死んでるだろう」と思わせる、ロケットが雪山に突っ込むシーンは『火星超特急』(1951)の別テイクを流用したのかと思いましたが、良く見るとロケットの形が微妙に違うのでオリジナルの特撮のようですね。

これは『火星超特急』と双璧をなす大爆笑の不時着シーンでした。

他にも爆笑シーンは数多く


動かないハリボテを相手に必死の演技をする俳優さん、というのも低予算映画によくあるパターンで、ちょっと切ないです。

さらには

ロケットの形が出発前と全く違う(違いすぎ)

漫画レベルの光線の描き方

尋常ではない宇宙船の揺れ方(ほとんど縦になってる!)

外観が月のようなクレーターだらけの金星

雪山に不時着したのに、探索シーンはいきなりジャングル(雪原は省略という事で?)

人気のない惑星でいきなりピヨピヨと鳴りだして隊員を驚かせる効果音が笑いのツボにはいり

脱出シーンはまるで子供のかくれんぼ。全員が同じタイミングで壁際の溝に隠れるシーンは爆笑もの

うーむ、あまり酷いのでこの辺りでやめておきますが、映画全編を通して苦笑と爆笑の連続でツッコミどころも満載の作品となっております。

結末は

予想通り反乱軍が悪の女王を倒して一件落着、と。最後の乱闘シーンはほとんどコントにしか見えませんでしたけど・・・

最後は乗組員と現地の美女で何組かのカップルが成立。皆で楽しそうに抱き合ってキスをしまくって THE END


うーん、悪くないです、この映画。

ほんと、下らないけど・・・

最後に

この映画で一番驚かされたのが、原案のベン・ヘクトと脚本のチャールズ・ボーモントの存在。

原案のベン・ヘクトは『白い恐怖』(1945)『汚名 』(1946)『ヒズ・ガール・フライデー』(1940)『ンキー・ビジネス 』(1952)『武器よさらば』 (1957)など、ミステリーからコメディ、反戦映画まで有名な作品を挙げていたらきりがないほど多くの脚本を手掛け、アカデミー賞を受賞したこともある大御所作家。

脚本のチャールズ・ボーモントはテレビシリーズ『ヒッチコック劇場』(1955〜1961) 『ミステリーゾーン』(1959〜1965) やジョージ・パルの『ラオ博士の7つの顔』 (1964) 『不思議な世界の物語』 (1962) などの脚本も手がけた一流の短編作家。

そんな二人がこの作品の原案と脚本を担当していたという事実は、私にとってある意味衝撃でありました。
脚本が歪められてしまったのか、実は結構楽しんで書いていたのかは分かりませんけど、結果的にエロおやじの妄想を映像化したような作品となってしまいました。

惑星の男どもが使用した爆弾により醜い顔になった女が、それを恨んで男を皆殺しにした、というのも凄い設定ですが、地球の電波を傍受して英語までマスターしている金星人が「地球人が金星を侵略しようとしている」と勘違いしているのもおかしな話。

この作品はかつてテレビで放送されたのですが、私が子供の頃には「支配者が女族」といった類の作品ってかなり多かったような気がします。

女だけの島、女だけの国、女だけの惑星。そしてほとんどの場合、劇中では子供の姿が見当たらないという・・・
「国」や「惑星」というよりも「一つの村」程度にしか見えないというスケール感の無さはどの作品にも共通していたように思います。

「どうやって子孫を残すの?」などの疑問など全く持たずに見ていた少年時代が懐かしいです。
まぁ、そういった疑問に答えている作品もありましたけど、当時は意味が分かりませんでした・・・

これから先、もうこういった能天気な作品が作られる事はないのでしょうね、当たり前ですけど。


男にふられて一人部屋で泣き崩れる女王様、ちょっとだけ可哀そうでした・・・
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