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死の大カマキリ/The Deadly Mantis

前回からの巨大生物つながりで『The Deadly Mantis』(1957)

1950年代では定番の巨大生物映画。書籍などでは『死の大カマキリ』とという邦題で紹介される事が多い作品です。

ユニバーサル映画であり、制作は『大アマゾンの半魚人』(1954)、『宇宙水爆戦』(1954)のウィリアム・アランド。
監督は『地球へ2千万マイル』 (1957)、『シンバッド七回目の航海』(1958)、『月世界探険』 (1964)などのハリーハウゼン作品でお馴染みのネイザン・ジュラン!!

にもかかわらず、日本では劇場未公開。ビデオ・DVDとも未発売なのですね。

まぁ、面白くないし売れない、と判断されたのでしょうが・・・

この作品のストーリーをちょっと端折って書いてみますと

・レーダーに映る謎の飛行物体。その後基地や輸送機が襲われる事件が多発

・事件現場で軍が謎の物体を発見。科学者や古生物学者が分析を始める

・どうやら巨大な昆虫らしい、「これはカマキリに違いない」という結論に

・正体が判明すると同時に巨大カマキリが大暴れを開始

・あちこち襲撃しながらついに首都ワシントンへと飛来。軍隊との攻防戦が始まる

・最後は軍隊の攻撃を振り切ってトンネルの中に逃げ込んだところを、毒ガスで退治されて、THE END

というわけで

もー典型的な50年代の映画。平均中の平均。逆に言えばそれほど悪くもないのですが・・・

巨大生物といえば

大きく分けて「放射能の影響により巨大化したもの」と「元々生息していた生物が復活したもの」の二種類があります。

この作品は後者で、原因は火山の爆発。

こんなでっかいカマキリがかつて存在していた、という設定はともかく、北極で氷漬けになっていたというのがちょっと意味不明・・・

ハリーハウゼンの『水爆と深海の怪物』とかもそうだったんですけど、「長い眠りから覚めた」だけなのに「放射能で巨大化した」と間違った解説をしている書籍が多いのには驚かされます。「あんたたちプロでしょ?」っていつも思っちゃいますよ。
『ゴジラ』とかの設定が頭に刷り込まれていて、よく調べもしないで書いているのでしょうかね?

それはともかく・・・

この映画の巨大カマキリは雑誌のスチルなどにはよく載っていたのでモンスターファンには結構有名かもしれません。


巨大カマキリと聞いて私たち日本人が真っ先に思い出すのが『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 (1967) に登場したカマキラスでしょう。

私はカマキラスのファン(笑)

昔から着ぐるみ怪獣が好きでは無かったという事もあるのですが、十数名のスタッフで操演したというカマキラスの動きを劇場で見た時は大いに感動したものです。


デフォルメされたデザインではなく、ほとんどカマキリがそのまま大きくなっただけという造形なのですが、これがかえって大きなインパクトを与える要因になっていたような気がします。

そんなカマキラスの大先輩にあたるのがこのDeadly Mantisで、こちらもほとんどそのままカマキリ。
かなりの迫力でどことなくニヒルな印象。なかなか格好いいんですよ、これが。


普通に評価したら掃いて捨てるほどあるモンスター映画の一つなのでしょうが、このモンスターの造形は特筆もの。一部本物のカマキリを使用しているものの、ほとんどシーンでリアルに作られたものが使用されています。
操演なのか機械仕掛けなのかわかりませんが、巨大なカマキリがゆっくりと迫ってくるカメラアングルや飛行シーンの重低音の羽音の迫力など、B級映画と舐めていたら予想以上の出来栄えに驚かされました。細部まで作りこまれたその造形は芸術的であります。

それ以上に驚いたのが、「どこから声出してんだ?」と思わせるカマキリらしからぬ鳴き声だったんですけどね。ほとんどウルトラ怪獣のようでした。

そして、この映画で大量に使用されるストックフィルム。


あまりにも作品に違和感なく溶け込んでいて、どこまでが本当のロケだか分からないほど。低予算映画という事を知らないで見たら超大作に見えてしまうかも? 数あるB級映画の中で最も多くストックショットが使用された作品かもしれません。空母の映像とか凄すぎ・・・

ただ

この巨大カマキリ、滑空シーンがほとんどで、最後は地下トンネルに逃げ込んだところをあっさりと毒ガスで殺られてしまいました。巨大生物映画ではお馴染みの「街を破壊するシーン」がほとんど無いのがモンスター映画としては致命的のような気がします。

でも、どこか一つでも自分の中で名シーンと感じられる部分があればそれで良いのです。

ネイザン・ジュラン監督の作品って、この作品も『ジャックと悪魔の国』(1962)もそうなのですが、ハリーハウゼン作品以外はなんとも微妙な出来栄えですね・・・

ハリーハウゼンファンの私にしてみれば、漠然と大御所のようなイメージがあったのですが、普通に考えたらB級専門の監督さんといったところでしょうか。

ハリーハウゼン作品ってやっぱり監督の力量よりもハリーハウゼン自身の力によるところが大きかったのだなぁ、と改めて感じる次第です。
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