グリフィン シンドバッド黄金の航海 |
2008-6-7 08:57 |
またまたモンスターネタ。今回はシンドバッド黄金の航海のグリフィン。
ホームページでは『王家』の象徴としてももてはやされた伝説上の生物、とだけ紹介したグリフィンですが、これもギリシャ神話に登場するモンスターです。
アポロンに仕える聖獣とされ、鷲の翼とライオンの体を持ち、黄金の宝を守る怪物とされています。

ギリシャの遥か北方に棲むとされた怪鳥。生まれながらに黄金の埋まっているところを知っており、山から黄金を取ってきてはその黄金で巣を作り、夜も寝ずに黄金の宝を守っているとされます。
ライオンと鷲というイメージは、芸術家の想像力を刺激したようで、過去にはグリフィンをモチーフにした作品も数多く描かれています。
『シンドバッド黄金の航海』に登場したグリフィンですが、ケンタウロスとの戦いの間、その大きな羽が常に羽ばたいていなければならなかったので、アニメーションはかなり複雑なものだったそうです。
羽ばたいてはいるものの、地面をべたべたと歩くだけでちょっともたついた印象でした。現在のCGならば颯爽と空を飛ぶ姿を見る事ができるのでしょうが、当時ではあれが精一杯だったのでしょう。
ハリーハウゼンのモンスターの中では特筆すべきモンスターではないのかもしれませんが、個人的には風格を感じるので、かなり気に入ってるキャラクターです。
下の写真はエクスプラス製のグリフィンのフィギアです。同じデザインでソフビの物も売っていましたが、これはレジン製で、30センチ位あってかなり重いもの。ホームページで、フィギアのコレクションのページとか作りたかったのですが、不要と思ってやめました。

グリフィンの話のついでに、一つだけ写真を載せてみましたが、エクスプラス製ってやっぱり出来がいいです。
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コメント |
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コメント一覧 |
投稿者 : na
シンドバッド黄金の航海の英語版wikipediaに載っていたのですが実は初期のイラストではケンタウロスと戦うのはグリフィンではなく虎の目大冒険に登場したネアンデルタール(トログ)でした。最終的にグリフィンになりましたが、ネアンデルタール人のアイディアは虎の目大冒険に使われました。それはそれで見てみたかったと思います。
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2021/07/05 12:37 |
投稿者 : na
ちなみにケンタウロスとネアンデルタール人が戦っているイラストは「レイ・ハリーハウゼン 絵コンテ」や「シンドバッド黄金の航海 ネアンデルタール人」などというふうに英語で検索すると出てきます。ちなみに自分はgoggleで検索しました。
注)本当は英語で検索キーワードを英語で教えたかったのですが英語で書くと一部の英単語の下に赤い波線が出てコメントを送信してもできなかったので仕方なく日本語で書きました。イラストを見たい場合は上の「」の部分を英語に翻訳して検索してみてください。
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2021/07/05 12:54 |
投稿者 : パラディオン
検索してみました。これ、めちゃくちゃ面白いですね。ケンタウロスとネアンデルタール人が戦っているイラストは自分が書籍として所有しているものにも載っていますが、記憶に無いうラストも結構見受けられます。特にラフっぽい絵コンテは膨大な種類があるようで、今後も当分たのしめそうです。
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2021/08/09 20:03 |
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