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地球の静止する日
地球の静止する日(1951)


『サウンド・オブ・ミュージック』などで知られる巨匠、ロバート・ワイズ監督による古典SF映画の名作。

ストーリーをDVDのパッケージから引用すると、

宇宙からの来訪者クラトゥは、全銀河系の要請として地球上の暴力的闘争の即時的中止を勧告するために、銀色のロボット、ゴートをひきつれてワシントンに飛来、合衆国大統領との会見を申し込むがあえなく拒絶される。彼は暴力には否定的だが、強力な力を持っている事を示すため、30分間だけ地球の機能を静止させた。地球の静止する日である。しかし、クラトゥを危険視した地球人は軍隊を派遣して射殺してしまう。物言わぬ巨大ロボット、ゴートが怒って暴れ出し、クラトゥの死体を持ち去るが……。

というお話です。米ソ対立への危機感と核兵器の廃絶というのが背景にあるのは間違いありません。好戦的で愚かな人間を描いています。

この作品は、SF映画ブーム真っ只中の1950年代に製作されたのですが、多くの子供向けのモンスター映画などとは違い、人類と異星人のファースト・コンタクトを描いた本格的なSF映画でした。練りに練られたドラマ部分はロバート・ワイズ監督ならでは。

ドラマ性を重視して作られた作品のため、特撮シーンは少ないのですが、ゴートと円盤の無機質なデザインは恐怖感を煽ります。つなぎ目の全く見えない円盤の一部が開き、静かにタラップが出てくるシーンは秀逸の出来でしょう。


この映画は、ハリイ・ベイツの「主人への告別」という小説が原作とされています。

ところが・・・

映画の企画の方が先行しており、それに見合った原作を後から探したというのが真相。

小説を映画の製作中に原作として採用したために、原作と映画ではストーリーはかなり異なった物となっています。同じなのは、円盤から異星人と巨大ロボットが現れるところまで。

なんとも不思議な映画と原作の関係ですね。


この映画で特筆されるのは、なんと言っても「クラトゥ、バラダ、ニクト」

暴走したゴートを止める異星語「クラトゥ、バラダ、ニクト」はあまりにも有名で、色々な映画でパロディ化されています。呪文だったり、モンスターの名前だったりと。

パロディといえば、リンゴ・スターが自身のアルバムのジャケットで映画のワンシーンをパロディ化したのも印象深いです。


さらに、

音楽を担当しているのは、ハリーハウゼン作品でもおなじみのバーナード・ハーマン。テルミンという電子楽器を効果的に使用して映画を盛り上げています。

テルミン・・・あまり聞かない楽器ですが、世界最古の電子楽器と言われ、最近では「大人の科学」という雑誌のふろくにもなりました。

最後に、

この映画、キアヌ・リーブスが主演でリメイクされるそうです。キアヌが演じるのは、人類に警告を与えるためにやってきた平和の使者クラトゥ。

さて、どんな作品になることやら・・・この地味な作品がどう生まれ変わるのか見ものです。サスペンス的な要素が皆無のバイオレンス映画にならなければいいのですが。

しかし、ゴートのデザインは楽しみです。

オリジナルのゴートは、着ぐるみのシワが気になって仕方がなかったのですが、今回はそのような事は無いでしょう。
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