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カーリー シンドバッド黄金の航海

今回はモンスター図鑑第七弾、というわけで『シンドバッド黄金の航海』(1973)に登場した戦いの女神カーリー。

映画では、アラビアン・ナイトに登場しますが、カーリーとはインドのヒンドゥー教の破壊神です。ヒンドゥー教の3最高神の一人であるシヴァ(破壊を司る神)の妻で、血と酒と殺戮を好む戦いの女神とされています。

体中が黒色(または青)で髪を振り乱し、口からは長い舌を垂らし、髑髏(生首)をつないだ首飾りをつけています。そして腕は4本、というのがその本来の姿で、よく宗教画で目にします。
右手には剣、三叉戟を持ち、左手には生首、その下の左手は生首から流れ落ちる血を受け止める骸骨を持っています。

下の写真は、数多くある宗教画の一つで、血に酔いしれたカーリーが、勝利のダンスを踊る場面が描かれています。


あまりに激しいその踊りが、大地を揺し世界が壊れそうになってしまいます。旦那のシヴァが、それを止めようとするのですが、陶酔しきった彼女は踊りをやめません。やむを得ずシヴァは彼女の足下に横になり、自分の体でその衝撃を受け止めたという・・・

やがて事態を把握した彼女は踊りを止め、すまなそうに舌をぺろりと出すのです。

これが、この宗教画で描かれているシーンなのですが、「あー、やっちゃった…」みたいに照れて舌をぺろっとだすなんて、なんだか可愛いらしい。

本来はかなり醜悪な姿ですが、ハリーハウゼン版のカーリーは洗練されたデザインで、戦闘マシーンのようで格好いい! しかも手は6本、これは偶然でしょうか? このカーリーは『スター・ウォーズ/シスの復讐』に登場した、ライトセーバーを4本持って戦うグリーバス将軍に影響を与えたと思われます。

チャンバラシーンは歴史に残る名シーンだと思いますが、最後はちょっとあっけない・・・後ろから押されて下に落っこちてパリーンと割れておしまい。

ハリーハウゼンのキャラクターって、やたらと高い所から落とされて最後を遂げるのが多いのですけど(骸骨、イーマ、サイクロプスもそうでした)『キングコング』がトラウマにでもなっているのでしょうか?

映画でのカーリーについては、『シンドバッド黄金の航海』のページにも書いておりますので、併せてご覧下さい。
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