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来るべき世界

アレクサンダー・コルダの『来るべき世界』は1936年に製作されました。原作者のH・G・ウェルズ自ら脚本を手がけています。映画は1940年から始まって、エンディングが2036年。約100年間にわたって人類の未来を描くという壮大な物語。

そいえば、手塚治虫さんの漫画に『来るべき世界』というタイトルの作品がありました。『メトロポリス』、『ロストワールド』など古典SFと同じタイトルの作品がいくつかありますね。決して盗作という事ではなく、内容も全く違います。ちなみに手塚治虫さんは、『来るべき世界』を映画館で見たが、あまり面白くなかったと言っています。特に前半はつまらなくて、何回もアクビをしてしまったと自分の作品のあとがきに書いておりました。

1940年に始まった世界大戦が約20年間続き、1960年代の伝染病の脅威を乗り切った人類が、2036年には理想的な未来都市を地下に建設するという物語。

簡単に言ってしまえば、こんなストーリーです。

古典的名作には違いないのでしょうが、ちょっとマニア向けというか・・・作品のテーマがSFという範疇に収まらないほど深いものであるという事実が、映画を退屈なものにしてしまっているという側面は確かにあります。個人的には近未来映画の最高傑作の一つだと思っています。SFファンに限定すれば、この作品を批判する人などいるはずがない、と信じております。

見どころは、映画終盤の近未来の描写でしょうか。セットは確かに安っぽい感じがしますが、そのデザインは秀逸。
「何を作っているのでしょう?」というクイズ番組のようなシーンが延々と続くのですが、これは未来都市を建設している場面。そして、地下に建設された未来都市『エヴリタウン』が画面に映しだされると・・・

ガラス張りの真っ白な超高層ビル、ビルを縫って移動する流線型の乗り物、チューブで移動するエレベーター、動く歩道にエア・カー、ジャイロプレーン、そして人類を月へと送り込むための『宇宙砲』。これって子供の頃に絵本で見たような典型的な未来都市です。それが実写で見られるのだからSFファンにとっては感涙ものでしょう。


ベタベタの未来都市は、レトロな雰囲気ながら今見ても新鮮。後のSF映画のお手本のようなデザインです。登場人物の背景や、窓の外に広がる風景など随所に素晴らしいデザインが見られるので、細部に注目して見るのもこの作品の楽しみ方の一つだと思います。

最近はレトロコレクションとかで、780円でDVDが入手可能。これは絶対買いです。
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