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アトランティス/7つの海底都市

この映画は1978年製作。監督は以前にここのブログで、ハリボテ特撮の代表作品として取り上げた『恐竜の島』のケヴィン・コナー。

舞台は19世紀末、アトランティス調査のためバミューダ海域へと赴いた一行は海底都市を発見するが、そこで囚われの身となってしまう。アトランティス脱出を図るがそこに様々なモンスターが現れ・・・という冒険ファンタジー映画。

ケヴィン・コナー監督は私のようなSFファンからしてみると、昔よくテレビで放送されていた冒険SFの監督というイメージが強いのですが、実際には、この『アトランティス/7つの海底都市』が最後のSF作品で、これ以降は全く違うタイプの作品を監督しています。

コップを逆さまにして水に沈めれば、中には水が入ってこないという理屈で作られたチープな潜水艇で、海底都市まで行ってしまうのがなんとも大らかで時代を感じさせます。海底の洞窟を通り抜けて浮上すると、そこに見たこともない世界が広がっている、というのは『恐竜の島』と全く同じ。冒険映画では良く使われる手法ですね。子供心にもワクワクしながらテレビを見ていたのを思い出します。そして、人間たちが労働に酷使されている点や、恋に落ちた女性が海底都市に残る事を選択し、別れる所は『地底王国』と一緒。

潜水艇を襲う巨大なカメヘビ、海洋映画ではお約束の大タコ、ヤスデの怪獣モグダン、巨大化したフジツボの怪物ザルグなど、個性的なモンスターが続々登場。そして、邦題になった7つの海底都市。

一行が発見したアトランティスは、地球の古代文明ではなく、火星からの小惑星が海中に没したもので、火星に帰れなくなってしまった人々が、人類を奴隷としてこき使っている世界だった! 映画の冒頭、原始時代の地球に隕石が衝突するシーンがあるのはそういう事だったのです。

というわけで、ケヴィン・コナー監督のそれまでのSF作品はこの映画のための習作だったのでは、と思わせるほど面白い・・・と私は思う。実際、特撮は非常に良く出来ています。船が大タコに襲われるシーンなどは、ディズニーの『海底二万マイル』を彷彿とさせるし、怪物ザルグなど、ぬいぐるみや操演で動かされているモンスターは円谷プロの特撮のようです。ロスト・ワールド物ばかり撮ってきた監督の集大成とも言える作品となっています。


荒唐無稽なこの作品、今ではB級作品という位置づけなのかもしれませんが、映像を見る限り、かなりお金をかけているようにも見えます、これまでの作品と比べれば、ですけど。こういった観客を楽しませてあげようという作り手の心意気が伝わってくるような作品は大好きです。これは良質の娯楽映画と言ってもいいのではないでしょうか。
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