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火星着陸第1号

古いSF映画のファンにはたまらないデザインのポスターは『火星着陸第1号』(1964)

えーと、SF作品にも細かく別けると色々なジャンルがあるわけで・・・

地球侵略、モンスター、タイム・トラベル、近未来などなど。中でも私が好きなのは、宇宙SFというやつ。別の惑星を舞台にした作品、あるいは宇宙探検物とでも言えばいいのでしょうか。
未来を描いたはずなのにノスタルジーを感じさせる、というのも私が古いSF作品が好きな理由の一つで、特にそれが顕著なのが宇宙SFというジャンル。
地球ではない別の惑星の風景、宇宙船の外観と内部、さらには光線銃や無線機などの小道具まで、未来的でありながらもレトロなデザインを堪能するのも古典SFを見る時の楽しみの一つなのです。
いわゆるレトロフューチャー。昔の人が考えた未来像を見るのって本当に面白い。

いきなり前置きが長くなりましたが

この『火星着陸第1号』もそんなレトロなデザインが多く見られる作品です。


宇宙船「エリナーM」は、流星群により予定のコースを外れ火星に不時着。宇宙飛行士のドレイパーとペット(実験用か?)の猿は、わずかな酸素と食料でのサバイバル生活を余儀なくされる。ある日、ドレイパーは一人の異星人と出会う。彼は火星の鉱物を採掘するために送られてきた奴隷であった。脱走を計り逃げてきた異星人に敵意がない事が分かると、ドレイパーは彼をフライデーと名付け、共同生活を始める。異星人はフライデーの居場所を突き止め、攻撃を仕掛けてくる。住居を破壊され、異星人の追っ手から逃げながら食料と水を求める苦難の旅が始まった・・・

昔テレビで放送された作品の中でもとても印象深い作品の一つで、“ROBINSON CRUSOE ON MARS”という原題からも分かる通り、これは『ロビンソン漂流記』の舞台を火星に置き換えた作品です。

さて、この作品にはいくつかの見逃せないポイントがあります。


テレビ・シリーズ『バットマン』のアダム・ウェストが出演していました。
火星に不時着した時点で事故死してしまうという脇役だったのがファンとしてはちょっと残念。

監督はあの名作『宇宙戦争』(1953)のバイロン・ハスキン。
SF・ファンタジー関連の作品では『宝島』(1950)、『黒い絨氈』(1954)、『宇宙征服』(1955)、『キャプテン・シンドバッド』(1963)などを監督しています。

そして、脚本を手がけているのが、イブ・メルキオール。
何故かこの人が絡んだ作品は不思議とツボにはまるんですよねぇ・・・。監督作品である『巨大アメーバの惑星』(1959)をはじめ、脚本を担当した『原始獣レプティリカス』(1961)、『S.F.第7惑星の謎』(1961)、『タイム・トラベラーズ』(1964)、『バンパイアの惑星』(1965)など、どれもお気に入りの作品ばかり。

監督が同じという事もあってか、異星人の円盤が『宇宙戦争』のものとソックリ。
特撮担当が違う人のせいか、全く異なるイメージで多少デザインも変更されています。光線を連射し、火星の岩肌を破壊しながら迫り来る姿はかなりの迫力で、この作品の見どころの一つ。そのすばやい動きは『宇宙戦争』のものとはまた違った怖さを感じさせました。

岩だらけの地表、火山の爆発、寂しげな夜景から雪景色まで、季節によって変化する火星の描写はとても美しく、見ていて飽きる事がありません。地表シーンのロケ地はカリフォルニアのデス・バレーだそうです。

大宇宙に一人ぼっち、というシチュエーションの映画って何故か惹かれるものがあります。
『サイレント・ランニング』(1972)や『惑星ソラリス』(1972)、『第5惑星』(1985)など、この手の作品には傑作が多いような気がします。
登場人物が少なくてストーリーがシンプルな分、観客を飽きさせないための工夫がなされているからでしょうか?

この『火星着陸第1号』も、酸素を生み出す鉱物の発見、機材を利用した砂時計の製作、相棒の猿が食料や水の発見に一役かったりと、物語が単調にならないための工夫が随所に見られました。客観的に見て、傑作とは言えない出来ですけど・・・

最後にレトロなデザインの宇宙船やメカ。


脳内麻薬物質が激しく分泌されるような快感。やっぱりいいなぁ、こういうの・・・
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