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地球最後の日

もー三週間も休日なしで疲れました・・・

仕事が一段落したところで、地球最後の日(1951)

地球にザイラとベラスの二つの惑星が接近。ベラスは地球に衝突するが、通過するザイラは地球と非常に良く似た環境であることが判明する。人類はザイラへの移住を計画し、ロケットの製作に取り掛かるが、乗れるのはわずか四十名のみ。地球最後の日にくじ引きが行われ、搭乗者が決定するが・・・

というわけで、

オープニングのナレーションでは聖書の一節が引用される、現代版「ノアの箱舟」ともいえる惑星の衝突による世界終末を描いた作品です。

製作は月世界征服(1950)で世界中にSFブームを巻き起こしたジージ・パル。
特撮はパル作品でお馴染みの巨匠ゴードン・ジェニングス、アーク号のデザインなどの美術はアルバート・ノザキ、マット画はシェスリィ・ボンステル

後に最高傑作『宇宙戦争』(1953)を生み出したメンバーですね。

ちなみに原作となったフィリップ・ワイリーとエドウィン・バーマーの小説は『ディープインパクト』(1998)の原作にもなっているようです(クレジットされていないとの事)

他のジージ・パル作品同様、これも大好きな映画です。

ただ、地球規模で起こる天変地異の話にしてはスケール感が今ひとつだったような気が・・・

アメリカ国内だけの話かと勘違いしそうなほど

パニック映画の割にはスペクタクルシーンはそれほど多くなく、どちらかといえば人間ドラマがメインの作品。

劇中のセリフから、各国で宇宙船が建造されているというのが分かるものの、実際に描かれていたのは、宇宙船の建造に携わったほんの一部の人間のみ。

もっともアカデミー賞を受賞しただけあって、少ないながらも特撮シーンはなかなか見ごたえはありました。


一部の人々のドラマに終始した印象があるにも関わらず、ドラマがあまり好きではない私が見ていても、決して飽きるという事はありませんでした。

パル作品がよほど性に合っているのか・・・?

いや

性に合っているというよりも、不快なキャラがあまり登場しないので、あまりイライラする事無く見ていられるということかも。

これは、ほとんどのパル作品に共通していますね。

さらに

冷静に考えてみたら「そんな馬鹿な」と思えるプロットでも、不思議と違和感を感じさせない、というのもパル作品に共通するところでありまして・・・。科学的考証に基づいたシーンを随所に挿入したりして、荒唐無稽な物語にリアリティを持たせる、本物っぽく見せるのが上手い、とでも言いましょうか。


荒唐無稽さとリアルさが程よくミックスされた印象があります。こういったパルの演出にはいつも関心してしまうのですが、そう感じるのって自分だけですかね?

でも

この作品に飽きがこない理由はそういった部分ではなく、単純に流線型の宇宙船が大好きなだけかも。

時々画面に映し出されるアーク号の姿を見ているだけで、もう夢心地というか・・・

未完成のアーク号も美しい。そして発射シーンは何度見ても血が騒ぎます。


(* ̄。 ̄*)

ところで

天体衝突をテーマにした作品の先駆的存在、というよりも映画としてはこれが世界初? まして、衝突を回避出来なくて地球を見捨てて脱出するというのも珍しい。箱舟に乗るのが全員白人というのも、なんだか・・・

日本人には絶対に作れない映画ですね、これ。日本的にはやっぱり『妖星ゴラス』(1962)のように大団円を迎えないと。南極に巨大な噴射口を作って、地球を移動させるという・・・

さて、そんなわけでアーク号は無事ザイラに到着します。


希望にあふれた新しい人類の出発を表現したと思われるこのマット画。

子供心に「これ、絵じゃん!」て思いましたけど・・・

天体画の巨匠シェスリィ・ボンステルが何故銭湯の絵のような作品を描いてしまったのか、というのは以前私なりに分析しておりますので

CHESLEY BONESTELL(シェスリィ・ボンステル)

各国から脱出に成功した人々が新惑星に集う、くらいの派手なエンディングにしてほしかったですね、この作品。

たしかリメイクの話を聞いたような気がするんですけど、どうなったのでしょう?
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