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バック・ロジャース

『バック・ロジャース』は1939年に製作されたシリアル(連続活劇)

テレビシリーズではなく、劇場で上映されていたやつですね。

連続活劇といえば、真っ先に『フラッシュゴードン』を思い出しますが、こちらの主役を演じているのも『フラッシュゴードン』と同じく水泳のオリンピック金メダリストとして有名なラリー・バスター・クラブ。

飛行船の事故により雪山に墜落したバック・ロジャースと相棒のバディ。雪山の寒さと新開発中のガスの作用により仮死状態となった二人が目を覚ましたのは500年後の未来。地球がキラー・ケーンという独裁者の圧政下にあると聞かされた二人は反乱軍に加わり、援軍を求めて土星へと向かうのであった・・・

だいたいこんなストーリーなのですが

私の世代でバック・ロジャースといえば、昔テレビで放送されていたこの作品を思い出す人も多いのではないでしょうか。


『25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース』(1979)

ツーショットの写真が腹話術に見えるんですけど・・・

まぁ、この作品はいずれ書くとして、話を1939年版に戻しますと

今回参考にしたのは『Planet Outlaws』というDVD。これは12話分237分のオリジナル・シリーズを70分程度に編集して劇場公開したとされる作品なのですが、編集で大幅にカットされているので、展開が速すぎてほとんどついていけません。

昔はテレビシリーズを編集して劇場公開するパターンって結構ありましたね。

1939年版のオープニング



ストーリーは特に語るほどでもないので、あとは感想と気が付いた事をいくつか・・・

かなり面白いのが飛行機(宇宙船)同士の空中戦。

モーターボートかセスナ機のような効果音とモクモクと真上に上がる排煙が特徴。

ロケット噴射ではなく、ほとんど花火ですね。ほとんど不時着にしか見えない乱暴な着陸の仕方にも笑わせてもらいました。

ほとんどが大気圏内のドッグファイトで、宇宙空間を飛行するシーンでも周囲が雲だらけという・・・

すげー近くから攻撃して外してるし(爆笑)


着陸している宇宙船のデザイン、ほとんど電車に見えます・・・

この作品の突っ込みどころの多さは尋常ではないのですが、1939年の作品に突っ込むのも野暮な気がするので、あとは省略。

一つだけ言わせてもらうと

肝心な時に必ず不調になる無線機

この演出多すぎです!

無線機が通じないという理由だけでバック・ロジャースは連絡のために何度も土星まで往復するはめになるのですが、無線機の修理が先だろうって何度も突っ込みたくなります。

まぁ、無線機が通じたら土星への冒険シーンが減ってしまうという単純な理由なのでしょうが・・・

ところで

古いSF作品には、単純に「これ欲しい!!」と思うアイテムがたくさんありました。

タイムマシンや物質転送機、それぞれの指に違う武器が仕込まれた手袋、腕時計型通信機、光線銃やロボット、インタロシタ・・・

これは自分が子供だったという理由だけではないような気がします。

現在のSF映画にも欲しくなるようなアイテムはありますが、科学的考証がしっかりしているので大掛かりな物が多く、とても手が届かないといった印象。

この作品にも色々なアイテムが登場しており


無重力ベルト

物を透明化する光線銃

小型のリニアモーターカーのような乗り物

洗脳ヘルメット

遠くの物を映し出すモニター

などなど

昔の方が科学的考証が適当だった分だけ発想が自由だったのは明らかですね。ドラえもん状態というか・・・

そういえば

作戦室から見える未来都市は、以前にブログ書いた事もある『五十年後の世界』からの流用ですね。『フラッシュ・ゴードン』からの流用もチラホラ見られます。主人公のバスター・クラブが流用に見えてしまうのも困ったものですが・・・

最後に

バック・ロジャースが危険な目に遭いながら何往復もしてようやく味方につけた土星人

結局、土星人は反乱軍と協定は結んだものの実際の戦いに関与してくるシーンは皆無で、ほとんどバック・ロジャースと相棒のバディの活躍で独裁者を倒してしまったという・・・

今見ても色々な意味で楽しめる作品ではありますが、さすがに「最後に正義は勝つ!」といった他愛ないヒーロー物のストーリーに夢中になる事はできませんでした。

今はSFも認められ「SFは子供が見るためのもので、大人になったら卒業すべき」と言う人も少なくなりましたが、この作品を見ていると、昔そのように言われていた理由が良く解る気がします。

私はそんなB級作品からも一生卒業できない気がしますが・・・
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