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ドラゴンスレイヤー

過労の中の更新は久しぶりに鑑賞した『ドラゴンスレイヤー』(1981)

今回は、またまたビデオパッケージの裏側の解説から

ドラゴンにいけにえとして捧げられた少女を救出するため、ただ一人、猛然と立ち向かう少年がドラゴンスレイヤーとして成長していく過程を、ファンタスティックに描いたアドベンチャー・ムービーの未公開傑作。
クリーチャー製作に『コクーン』のケン・ロールストンと『グレムリン』のクリス・ウェラス『ET』のデニス・ミューレン、視覚効果に『ネバーエンディング・ストーリー』のブライアン・ジョンソン、そして特殊効果を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『グーニーズ』のILMが担当したSFXの超大作だ。

というわけで

この作品は、ジョージ・ルーカス率いる特撮集団ILMが『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980)に続いてSFXを手がけた作品として知られています。

以前に私のブログでも、ゴー・モーションの技術が最初に使われた作品としてちょっとだけ触れています。

ストップモーションとゴー・モーション

当時、特撮関連の雑誌では革命的な特撮技術を使った傑作、として取り上げられながらも、結局日本では映画上映されませんでした。

理由は分かりません。まぁ、受けないと判断されたからなのでしょうけど・・・

その後、テレビ放送はあり。

ストーリーは

年老いた魔法使いウルリクとその弟子ゲイレンが、処女を生贄として捧げる習慣のある村人たちに依頼され、ドラゴン退治に向かう、というもの。

剣と魔法のお話。本当に他愛ない、というか、劇場公開が見送られたのも分かるような気も・・・

ヒネリがまるでないストーリーはシンプルそのもので、今見ると逆に新鮮に映るかもしれません。

ビデオパッケージに書かれている、「いけにえとして捧げられた少女」

ゲイレンが村に到着した時点での生贄は、その国の王女様なのですが、救出は失敗。あっさりと殺されてしまいます。

普通はお姫様がヒロインで、ドラゴン退治のヒーローと結ばれる、というのが定番なのですが、この作品でのお姫様の扱いはひどかったですね。殺された後は、無残にもドラゴンの子供に食べられちゃって・・・ちょっとグロいシーンでした。

さらに

結局、ドラゴンを倒したのは主人公ではなく、偉大なる魔法使いである師匠がドラゴンともども自爆。自らの命と引き換えにドラゴンを葬り去るという壮絶な結末でした。

少年がドラゴンスレイヤーとして成長? してたかなぁ?

まぁ、日本版ビデオのパッケージに突っ込みを入れてもしょうがないか・・・

特撮の粗を目立たせないようにするために、ドラゴンが登場するシーンは暗い場面ばかりに設定されているのですが、それが映画全体のムードを決定付けてしまっているようです。
それ以外でも夜間のシーンがやたらと多く、全体的に暗い映画だなぁ、といった印象なのですが、この作品のかもし出す独特の雰囲気は、私は大好きです。

そういえば

この映画には、スターウォーズ・シリーズでパルパティーンを演じていたイアン・マクディアミッドが出演してました。


神に祈って、その祈りも空しく、あっさりと殺されてしまう神父さんという役柄は、映画でやたらと良く見かけるパターンの死に方ですね・・・

それよりも

やはりこの映画の最大の見所は、ILMが作り上げたドラゴンでしょう!

ドラゴンが登場する映画は数多く存在しますが、私的にはこの映画のドラゴンが造形、動き、インパクト、どれをとてもベストの出来栄え。
全ての映画の中で、私が最も好きなドラゴンがこれ。


当時の雑誌でもよく取り上げられていた写真ですが、この姿の美しいこと・・・

正確には「ワイバーン」(翼を持つドラゴンの中で二本足のもの)ですかね。

『帝国の逆襲』ではトーントーンに擬似的にブレをつけて、フリッカーを感じさせない自然な動きを実現したのですが、その技術をさらに進めて作られたのがこのドラゴン。

映画の予算1600万ドルの内、約25パーセントが特殊効果のために使用され、実物大の物を含めて、16体ものモデルが製作され、飛ぶシーン、這うシーン、火を吐くシーンなど、それぞれの場面によって、油圧で動くもの、操演、ゴー&ストップモーションなど多くの技術が使い分けられたそうです。

悪魔を思わせる登場シーン

主人公を追いかけ、あの巨体で洞窟内を這い回るシーン

炎を吐くシーン

ミレニアムファルコンを思わせる滑空シーン

どれをとっても絶品!


この映画では炎がとても効果的に使われている印象があります。

特にドラゴンがかなりの長時間炎を吐き続け、それを盾の後ろで主人公がひたすら耐え続ける場面

これは珍しい

思いっきり息を吸い込んで、いかにも咽の奥から炎を吐き出しているといった印象で、炎を吐く時間の長いこと!

アクションは少ないものの、かなり見ごたえのあるシーンになっています。

手間と経費がかかりすぎる技術ということで、ドラゴンの登場シーンが少ないのがちょっと残念・・・

現在ではCGで描かれ、これ以上に滑らかな動きをするドラゴンも見られますが、初めてこの映画を見た時には、その動きに相当驚かされました。

長い映画の歴史の中で、そのクリーチャーの動きに度肝を抜かれたシーンっていくつかありますが、これもそんな作品の一つ。

そういった意味では、私にとっては非常に印象深い作品なのです。

このドラゴンを見るだけでも価値のある作品です。それ以外に見所が無いとも言えるのですけど・・・

あ、触れるのを忘れていましたが、

この映画のヒロインは、男装してドラゴン退治の依頼にやってきた村の鍛冶屋の娘。

このキャラは結構面白かったですね。可愛かったし。

女であるという事がばれてしまうシーンでのヌードが本人のものかどうかは残念ながら不明


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